ワ12000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/11 03:24 UTC 版)
「国鉄ワ10000形貨車」の記事における「ワ12000形」の解説
ワ12000形は、1956年(昭和31年)に国鉄工場において500両(ワ12000 - ワ12499)が製造された、10トン積二軸有蓋車である。製造の状況は次のとおりである。 盛岡工場 (ワ12000 - ワ12129)130両 土崎工場 (ワ12130 - ワ12259)130両 高砂工場 (ワ12260 - ワ12409)150両 多度津工場 (ワ12410 - ワ12499)90両 本形式はワ10000形の改良型であり、同形式の車軸を12トン長軸、走り装置を新製時から二段リンク式とし、最高運転速度を75km/hとしている。そのため、台枠側梁はワ10000形よりも外側に位置している。その他はワ10000形と同様であり、床面高さ(全高)が5mm上がり、自重が8.8トンに増した程度である。 1968年度末時点では全車が健在で、1980年(昭和55年)頃から本格的な廃車が始まり、1984年(昭和59年)度に形式消滅となった。
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