ロード・スイッチャー
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Jump to navigation Jump to searchロードスイッチャー(Road switcher)とは、主として各地から貨車をピックアップして操車場に集め、または配送する間に本線を走行し、操車場では入換作業で使用される機関車である。そのほとんどはディーゼル機関車である。入換のみを担当するスイッチャーとは区別される。
アメリカにおけるロード・スイッチャー
操車場外での走行を前提とするため、ロード・スイッチャーは本線走行に適した速度を出せることが必須である。また、入換時には前後方向の移動が頻繁となるため、双方への視界を確保しなければならない。そのため、車体形状はフード・ユニットタイプが採用される。
運転台は車体前後方向の片側にオフセットされ、その前後にはエンジン等を収納したボンネットがあるため、純然たる入換用であるスイッチャーよりも衝突時の安全性が高い。後方視界は、箱形車体のキャブ・ユニットタイプのものよりも良好である。このスタイルのさきがけは、アメリカン・ロコモティブ(アルコ)が製造したRS-1である。
上述の特長により、今日ではロード・スイッチャーが入換用と本線用を兼ねて使用されている。
イギリスの例
イギリスでは「ロード・スイッチャー」という用語は使用されていないが、14形がこれに分類される。
日本の例
日本では、DD13形、 DE10形が、原義でのロード・スイッチャーに相当する。
関連項目
ロード・スイッチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/10 11:41 UTC 版)
「ボールドウィンのディーゼル機関車一覧」の記事における「ロード・スイッチャー」の解説
ロード・スイッチャーとは、列車を牽引しての本線走行のほか、入換作業にも使用される機関車である。 形式製造年生産台数車軸配置原動機出力画像0-6-6-0 1000/1 1945 30(ソビエト連邦) C-C 8-VO 1000馬力(750kW) DRS-6-4-660NA 1946-1948 100 for SNCF6(モロッコ) A1A-A1A 606NA 660馬力(490kW) DRS-6-4-750 1949 1(モロッコ) A1A-A1A 606NA 750馬力(560kW) DRS-6-4-1000 1948-1949 20(アルジェリア) A1A-A1A 606SC 1000馬力(750kW) DRS-4-4-1000 1948-1950 9 (アメリカ合衆国)13 (カナディアン・ロコモティブ・カンパニー) B-B 606SC 1000馬力(750kW) RS-12 1951-1956 46 B-B 606A 1000馬力(900kW) DRS-6-4-1500 1946-1952 62 A1A-A1A 608SC 1500馬力(1100kW) AS-416 1950-1955 25 A1A-A1A 608A 1600馬力(1200kW) DRS-4-4-1500 1947-1950 35 B-B 608SC 1500馬力(1100kW) AS-16 1950-1955 127 B-B 608A 1600馬力(1200kW) DRS-6-6-1500 1948-1950 82 Aユニット1 Bユニット C-C 608SC 1500馬力(1100kW) AS-616 1950-1954 214 Aユニット7 Bユニット C-C 608A 1600馬力(1200kW)
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