ロイス・ローリーとは? わかりやすく解説

ロイス・ローリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 08:30 UTC 版)

ロイス・ローリー
2016年のローリー
誕生 (1937-03-20) 1937年3月20日(87歳)
アメリカ合衆国 ハワイ州ホノルル
職業 児童文学作家
言語 英語
活動期間 1977年 -
ジャンル 児童文学
代表作 ザ・ギバー 記憶を伝える者』(1993年)
ふたりの星英語版』(1989年)
主な受賞歴 マーガレット・A・エドワーズ賞(2007年)
ニューベリー賞(1990年・1994年)
公式サイト http://www.loislowry.com/
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ロイス・ローリー: Lois Lowry1937年3月20日 - )は児童文学作家アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル出身。

経歴

アメリカ陸軍歯科医であった父について、引越しを重ねる。10代の初め、第二次世界大戦終戦間もない1948年から1950年までの間を東京で過ごす。日系アメリカ人児童作家アレン・セイも同時期に日本に滞在していたが、それが判明するのは二人が授賞式で会った1994年、50代になってからである。ローリーが授賞式でセイに日本語で署名した自著を手渡したことがきっかけで、セイが中学生だった頃渋谷で自転車に乗る同い年のローリーをよく見かけていたことが判明した[1]

ローリーは各地を転々とした後、アイビーリーグの名門ブラウン大学に進むが、2年生終了時の19歳で結婚し、大学を中退する。アメリカ海軍士官である夫について再び転居を繰り返しながら4児の母となる。メイン州に落ち着いた後は、州立南メイン大学(en:University of Southern Maine)に再入学し、最終的に大学院を修了する。この頃から本格的に執筆を始める。

1977年に最初の児童文学作品である『モリーのアルバム』(原題 A Summer to Die)を発表する。同年、離婚。『ふたりの星』と『ザ・ギバー』で ニューベリー賞を二度受賞する。現在は、かつて夫がハーバード大学法科大学院で学んでいた期間に住んでいたマサチューセッツ州ケンブリッジに住む。

作品

かわいらしい子供向きの作品から、シリアスなサイエンス・フィクションまで幅広い作風を持っている。

関連項目

脚注

参考文献


ロイス・ローリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 15:29 UTC 版)

アレン・セイ」の記事における「ロイス・ローリー」の解説

1994年セイカルデコット賞受賞した折、同じく児童文学者のロイス・ローリーがニューベリー賞受賞したため、お互いに自作署名をして交換したローリー日本語署名したため二人驚くべき発見をした。ローリーリッチモンド大学スピーチでその経緯次のように語っている。 アレン・セイはなぜ私が日本語署名できるかを訊ね、私は答えました。 「111213歳時に日本住んでいたのよ。」 「それって何年?」 「1948年49年50年。私は1937年生まれなの。」 「僕も。同い年なんだね。どこに住んでたの?」 「東京。」 「僕も。東京のどこ?」 「渋谷。」 「僕も!どこの学校行ってたの?」 「目黒毎日バス通ってたの。」 「僕は渋谷にある学校行ってたんだ。」 「渋谷学校があったの覚えてるわ。自転車乗ってよく通り過ぎてたから。」 「(沈黙)…あの緑色自転車乗ってたの、君?」

※この「ロイス・ローリー」の解説は、「アレン・セイ」の解説の一部です。
「ロイス・ローリー」を含む「アレン・セイ」の記事については、「アレン・セイ」の概要を参照ください。

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