レンバッハハウス(1957-1962)
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「ガブリエレ・ミュンター」の記事における「レンバッハハウス(1957-1962)」の解説
1957年、80歳の誕生日に際して彼女は自身の膨大なコレクションをミュンヘン市に寄贈した。内訳は、自身の作品群、80点以上のカンディンスキーの絵画作品及び他の青騎士芸術家たちの作品であった。この一件によってミュンヘン市立ギャラリーのレンバッハハウスは一夜にして、その名を世界に知らしめる美術館となった。ミュンターを称えて同年、「カンディンスキーとガブリエレ・ミュンター:50年間の作品から」展が開催された。1958年2月、後半生のよき伴侶であったアイヒナーが他界。以後ミュンターはムルナウで静かに暮らし、紙の小作品のみを制作した。1960年には初めてアメリカ合衆国で彼女の作品が展示された。1962年5月19日、ムルナウの自宅でミュンターは息を引き取った。遺言により1966年、彼女の芸術作品や手稿、書簡などの遺品はレンバッハハウスに寄付された。またムルナウの「ロシア人の家」は今日では彼女の個人的偉業に対する記念館となっており、そこではカンディンスキーとミュンターが家具や壁に描いたもの、及び彼女たちの民芸品コレクションを見ることができる。
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