レンバッハハウスにおける青騎士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:34 UTC 版)
「青騎士」の記事における「レンバッハハウスにおける青騎士」の解説
カンディンスキーがミュンヘンを離れたあとの1920年代に、ムルナウの画家たちの間に作品の所有権についての法律上のいさかいが起こった。これは、ガブリエレ・ミュンターがカンディンスキーの作品を大量に保有するという益を受けていたことが一因であった。しかし、カンディンスキー本人に絵を贈られていたミュンターは、ナチ時代には膨大な量のカンディンスキーや青騎士の芸術家たちの絵画を家の地下室に隠した。1957年、自身の80歳の誕生日に際、遺産の大部分をミュンヘン市に寄贈した。内訳は、25の自筆の絵と90のカンディンスキーの油彩および300の水彩画であった。こうして青騎士の作品は、ミュンヘン市レンバッハハウス美術館を代表する重要なコレクションにしたのである。
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