レンテンベルク要塞攻略戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「レンテンベルク要塞攻略戦」の解説
帝国暦488年4月~。フレイヤ星域のレンテンベルク要塞(貴族連合軍)とラインハルト本隊の戦い。 ラインハルトの本隊が周辺宙域の艦隊戦を制圧した後、中心部の核融合炉を奪取するために第6通路で白兵戦が行われた。制圧部隊の指揮はミッターマイヤーとロイエンタールが担当したが、守備隊を指揮する装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将の見せる化け物じみた白兵戦技量の前に、突入部隊は9回(石黒監督アニメ版では8回)にわたって攻撃したものの撤退を強いられる。この直後にオフレッサーは通信を介してラインハルトを挑発するが、その中でアンネローゼを侮辱したことからラインハルトは激昂し、ロイエンタールとミッターマイヤーに生け捕りを命じる。正攻法では埒が明かないと考えた二人は、落とし穴という原始的な罠を仕掛けることでオフレッサーの捕獲に成功し、オーベルシュタインはただちに彼をそのまま貴族連合に引き渡した。オーベルシュタインは、オフレッサーの部下は悉く処刑したうえで本人だけを無傷で貴族連合軍に還せば、オフレッサーがラインハルトと内通して貴族たちを裏切ったという疑心暗鬼を生じせしめると考えていた。 そしてオフレッサーはオーベルシュタインの思惑通り裏切り者と決め付けられて銃殺され、ラインハルト嫌いの急先鋒として有名だったオフレッサーが裏切り者とされた事で貴族連合軍内に動揺が生まれた。なお、シュターデンは要塞内の病院で捕虜にされた。 ノイエ版ではミッターマイヤー、ロイエンタール両名が事前に仕掛けを施した橋状の通路まで誘い込み、橋を落とした上でその下に満たしていた流体金属に電流を流して固形化させることでオフレッサーを捕らえている。 なお、この戦いの時に『ミンチメーカー』の異名を持つオフレッサーによる凄惨な戦いぶりと、ロイエンタールとミッターマイヤーに「お前たちの死体を鍋に放り込んでフリカッセを作ってやる」などと挑発したため、2人とその部下である装甲擲弾兵はしばらくの間フリカッセを食べることが出来なかった。特に道原かつみ版の漫画では戦闘後の食事がフリカッセであったため、勝者であるはずの将兵を更に苦しめる結果となった。
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