レコルトC(1967-1971年)
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「オペル・レコルト」の記事における「レコルトC(1967-1971年)」の解説
1,276,681台が生産され、最も成功を収めたシリーズである。信頼性が高く、室内は明るく広く、流行のコークボトルラインを取り入れたスタイルが好評であった。ボディタイプは2・4ドアセダン、3・5ドアワゴン(5ドアは新登場)、2ドアハードトップクーペ、デリバリーバンであり、エンジンバリエーションは1492cc58馬力(その後60馬力に)、1698cc60-66馬力・75馬力、1897cc90・106馬力(レコルト・スプリント・クーペ専用)、そして1967-1968年のみ存在した2239cc95馬力があった。当時のドイツでの販売価格は7,630-9,775マルクであった。 なお6気筒車は1968年以降「コモドーレ」として独立した。 レコルトCはベルギーと南アフリカでは丸型4灯式ヘッドライトが与えられて「オペル・レインジャー」として生産された。 ブラジルでは丸型2灯式ヘッドライトとアメリカ車的なフロントデザインに改変されて 「シボレー・オパラ」(4気筒2500ccと6気筒4100ccエンジン)として(6気筒搭載型は「コモドーロ」、「ディプロマータ」として)、ビッグマイナーチェンジを繰り返し1992年まで生産された。 日本でもレコルトCは最も一般に親しまれたオペル車であった。東邦モーターズの車両提供により宇津井健主演のテレビドラマ、「ザ・ガードマン」に登場し、広く親しまれた。この背景にはレコルトCの全幅が1755mmと5ナンバー枠を55mm超えていたため、東邦がオペルに日本仕様車の車幅を狭く改造するよう要請、その代わりに仕入台数を増やさざるを得なくなったため、大々的な販促活動が必要になったという事情があった。
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