リプレイのストーリーと背後の事情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 21:35 UTC 版)
「聖なる夜に小さな願いを」の記事における「リプレイのストーリーと背後の事情」の解説
本リプレイではエンディングフェイズのマスターシーンにおいて、テスラがルー=サイファーの転生体であるという事実が明らかになるが、テスラを演じた菊池たけしはプレイ開始前からこの情報を知っていた。これは菊池がボイスドラマ「蘇りし友、来たり」の脚本をリプレイより先に作成し、ストーリーの中で必要なルー=サイファーの復活をリプレイで書くことをGMである伊藤和幸に要求したためである。菊池はマスターシーン後、結末を知っていて黙っていたことを他のプレイヤーに謝罪しており、また本リプレイが収録された『オペレーション・ケイオス』にて 、テスラとルーが同一人物であるという菊池が提示した仕様を昇華して別人格と設定し、スルガとのドラマを演出することに成功した伊藤を賞賛している。なお、小泉豊、みかきみかこも「蘇りし友、来たり」の内容は知っていたが、エンディングフェイズでリプレイがボイスドラマと劇的につながったことに驚愕していた。 伊藤は菊池の提示した条件を満たすために、菊池にテスラを演ずるよう要請した。これは、結末を効果的に演出するためには、ボイスドラマとの関連性を熟知する菊池がテスラを演じる必要があったからである。菊池の当初の構想ではテスラはNPCであり、菊池は「月は無慈悲な夜の女王」で演じた十文字冴絵をPCとして再登場させるつもりだった。そのため伊藤からテスラをPCにするよう要請された時、菊池は「俺に小さな女の子をやれというのか」と叫んでいる。セッション中も菊池はシリアスを要求されるテスラのキャラロールに四苦八苦しており、この時素で吐いた「シリアスなロールプレイは3分しかもたんのだっ!?(笑)」という台詞は、のちにF.E.A.R.のゲームサポート誌『ゲーマーズ・フィールド』の連載漫画「QuickStart!!」でパロディにされている。 また、菊池は真行寺命の復活も伊藤に要求していたが、伊藤は命と因縁深いアスモデートを登場させる事でこれをクリアした。さらにアスモデートに六柱を使わせる事で、地球を守る「世界結界」の亀裂からメイオルティスが侵入する「蘇りし友、来たり」冒頭のシーンに繋げた。アスモデートの復活は菊池にも知らされておらず、菊池は「まさかアスモデートを復活させてくるとは」と驚愕していた。
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