リニア中央新幹線の工事入札を巡る問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:17 UTC 版)
「大林組」の記事における「リニア中央新幹線の工事入札を巡る問題」の解説
リニア中央新幹線の建設工事の入札に於いて不正が行われたとして、工事を請け負っているゼネコン4社の1つである同社が、2017年12月に東京地方検察庁から偽計業務妨害容疑で捜索を受けていたことが明らかになり、談合を認めた。2018年3月1日付で白石達社長が辞任、土木担当の土屋幸三郎副社長が同年1月23日に辞任。なお他の3社は清水建設が1月22日までに談合を認め、鹿島建設と大成建設は否定し続けた。その結果として、法人としての大林組は起訴されたが、鹿島と大成の幹部は逮捕・起訴されたのに対し土屋元副社長ら大林・清水の幹部は不起訴(起訴猶予)となった。 10月22日、東京地方裁判所は私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)違反の罪で大林組に罰金2億円、清水建設に同1億8千万円を言い渡した。2019年1月18日大林組と清水建設は、有罪判決が出たことを踏まえ、国土交通省関東地方整備局から2月2日から6月11日の120日間営業停止処分を受けたとそれぞれ発表した。対象は、全国の新たな民間の土木工事となる。
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