リニア中央新幹線工事の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:32 UTC 版)
「大井川」の記事における「リニア中央新幹線工事の影響」の解説
詳細は「中央新幹線#大井川の流量減少を巡って(-2017年)」を参照 東海旅客鉄道(JR東海)が進めるリニア中央新幹線の南アルプストンネル工事により、大井川上流の流量が最大毎秒2トン減少すると予測されている。JR東海はこの予測の前提として、「地下水が岩盤の隙間からトンネル内に湧水として排出される」とした上で、環境保全措置としてNATM工法の採用を挙げ、「覆工コンクリートと地山の間に空隙が出来ないため、トンネル内への地下水の湧出が少ないと考えられる」「河川流量の減少量を少なくできると考えている」とした。さらに、延長約12 kmの導水路トンネルを大井川右岸に建設することで、トンネル内の湧水を静岡市北部の椹島(さわらじま)地区で大井川に合流させ、水量減少を毎秒0.7トンに抑える方針を示している。残りの湧水に関しても、必要に応じて導水路トンネルへのポンプアップすることで減少を回避することができるとしている。
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