ラーオ族前史とは? わかりやすく解説

ラーオ族前史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 19:56 UTC 版)

ラオスの歴史」の記事における「ラーオ族前史」の解説

ラーオ族による統一国家出現1353年ラーンサーン王国であるが、それ以前から民族としての活動活発だったラーオ族発祥アルタイ山脈の麓あたりとされており、年代を経るにつれて南下をしていることが分かっている。紀元前5000年頃にはすでに黄河揚子江中間あたりまで南下進めており、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ゴビ砂漠興った漢民族[要出典]に押し出される形で現在の四川省近辺移住し、そこに都市国家ムアン)をつくった紀元前1000年頃には西安北西にムアン・ルン、現在の重慶位置にムアン・パー、長沙近辺にムアン・ギャオという都市国家作っており、周の皇帝がムアン・パーに使節派遣したことなどが記されている。その後紀元前853年にはタタール族が北方より侵出始めラーオ族はムアン・ルンを破棄しムアン・パーへ移住している。その後周によりムアン・パーも攻撃を受け、ムアン・ギャオへと移った紀元前215年には秦によりムアン・ギャオも攻撃受けたため、ラーオ族はさらに南下し現在の雲南省・保山近辺にムアン・ペーガイという都市国家新しく形成した紀元前110年ごろ、前漢武帝仏教経典調査団インド派遣しようとしていたが、ムアン・ペーガイの初代国王クン・メンはこの使節団のムアン・ペーガイ通過許可しなかったため、ムアン・ペーガイと前漢との対立勃発した。この対立は約7年続いたが、紀元前87年にムアン・ペーガイは滅亡する9年にクン・メンの子孫にあたるクン・ワンによりムアン・ペーガイ独立宣言されたが、これも長く持たず50年後漢により再び滅ぼされた。

※この「ラーオ族前史」の解説は、「ラオスの歴史」の解説の一部です。
「ラーオ族前史」を含む「ラオスの歴史」の記事については、「ラオスの歴史」の概要を参照ください。

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