ランドール・サイモンとは? わかりやすく解説

ランドール・サイモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 01:55 UTC 版)

ランドール・サイモン
Randall Simon
基本情報
国籍 オランダ
出身地 アンティル自治領ウィレムスタッド(現: キュラソー
生年月日 (1975-05-25) 1975年5月25日(48歳)
身長
体重
183 cm
104 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 1992年 アマチュアFA
初出場 MLB / 1997年9月1日
NPB / 2005年7月2日
最終出場 MLB / 2006年9月30日
NPB / 2005年9月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム オランダ
WBC 2006年2009年

ランドール・カリート・サイモン(Randall Carlito Simon, 1975年5月25日 - )は、オランダ領アンティルキュラソー島ウィレムスタッド出身の元プロ野球選手内野手)。

経歴

1992年アトランタ・ブレーブスに入団した。

1997年9月1日に、メジャーデビューを果たした。

1999年には90試合に出場し、規定打席未満ながら打率3割台を記録する。

2000年3月31日、ブレーブスを自由契約となる。フロリダ・マーリンズニューヨーク・ヤンキースと2球団を移り渡ったが、この年はメジャーリーグでの出場はなかった。そして12月、デトロイト・タイガースと契約する。

タイガースでは、2001年2002年と続けて3割以上の打率を残す。特に2002年は規定打席にも達し、主力選手として活躍したが、この年の12月、サイモンとエイドリアン・バーンサイド、ロベルト・ノーボーによる1対2のトレードでピッツバーグ・パイレーツ移籍

2003年7月9日、遠征先のミラー・パークの名物、ソーセージ・レース(出場者がソーセージの着ぐるみを着てレースをする)の際に、サイモンは、出場者の女性をバットで小突いて転倒させ、足に怪我を負わせた。試合後、警察逮捕され、432ドルの罰金を払うという事件を起こしている。また同年8月17日、レイ・サドラーとのトレードでシカゴ・カブスに移籍。シーズンオフにカブスから解雇されるが、再びパイレーツと契約する。

しかし迎えた2004年は、打率1割台と低迷。8月17日にパイレーツを自由契約となる。翌日にタンパベイ・デビルレイズと契約するも、結果を残せず、1ヶ月も満たないうちに解雇される。

2005年は、当初メキシカンリーグでプレーしていたが[1]かつての実績を評価された形で6月にオリックス・バファローズに入団[2]。オリックスでは、主砲として期待が大きかったクリフ・ブランボーカリーム・ガルシアが、シーズン序盤に成績を残せていなかった事情もあり、当初は4番打者として期待されるも、不振に終わる。最終的に結果を残したブランボー、ガルシアが翌年もオリックスに残留したのに対し、サイモンはチームを退団する。

オリックス退団後は、メキシカンリーグや独立リーグでプレー[1]

2006年開幕前の3月に、この年から開催される事となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表に選出された[3]

2009年開幕前の3月に開催された第2回WBCオランダ代表に選出され[4]2大会連続2度目の選出を果たした。大会では、ドミニカ共和国に2度勝利する番狂わせを起こし、2次ラウンドへ進出したチームのまとめ役となった。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1997 ATL 13 15 14 2 6 1 0 0 7 1 0 0 0 0 1 0 0 2 1 .429 .467 .500 .967
1998 7 17 16 2 3 0 0 0 3 4 0 0 0 1 0 0 0 1 0 .188 .176 .188 .364
1999 90 237 218 26 69 16 0 5 100 25 2 2 0 1 17 6 1 25 10 .317 .367 .459 .826
2001 DET 81 274 256 28 78 14 2 6 114 37 0 1 1 2 15 2 0 28 9 .305 .341 .445 .786
2002 130 506 482 51 145 17 1 19 221 82 0 1 0 7 13 5 4 30 13 .301 .320 .459 .779
2003 PIT 91 321 307 34 84 14 0 10 128 51 0 0 0 0 12 1 2 30 6 .274 .305 .417 .722
CHC 33 110 103 13 29 3 0 6 50 21 0 0 0 1 4 1 2 7 1 .282 .318 .485 .803
'03計 124 431 410 47 113 17 0 16 178 72 0 0 0 1 16 2 4 37 7 .276 .309 .434 .743
2004 PIT 61 193 175 14 34 6 0 3 49 14 0 0 0 1 15 5 2 17 8 .194 .264 .280 .544
TB 8 21 17 2 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 3 0 1 2 0 .118 .286 .118 .404
'04計 69 214 192 16 36 6 0 3 51 14 0 0 0 1 18 5 3 19 8 .188 .266 .266 .532
2005 オリックス 16 52 47 3 10 0 0 0 10 2 0 0 0 0 5 0 0 8 1 .213 .288 .213 .501
2006 PHI 23 23 21 0 5 0 0 0 5 2 0 0 0 0 2 0 0 6 0 .238 .304 .238 .542
MLB:8年 537 1717 1609 172 455 71 3 49 679 237 2 4 1 13 82 20 12 148 48 .283 .320 .422 .742
NPB:1年 16 52 47 3 10 0 0 0 10 2 0 0 0 0 5 0 0 8 1 .213 .288 .213 .501

年度別守備成績


一塁
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2005 2 11 0 0 0 1.000
NPB通算 2 11 0 0 0 1.000

背番号

  • 33 (1997年 - 1998年)
  • 15 (1999年)
  • 35 (2001年 - 2004年)
  • 8 (2005年)
  • 12 (2006年)

代表歴

脚注

  1. ^ a b https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=simon-001ran
  2. ^ https://blog.goo.ne.jp/my_favorite_giants/e/8fc0f200becb9eb87dbdff62267a11c4
  3. ^ 2006 Tournament Roster Archived 2015年2月19日, at Archive.is WBC公式サイト (英語) 2015年3月20日閲覧
  4. ^ 2009 Tournament Roster Archived 2015年2月19日, at Archive.is WBC公式サイト (英語) 2015年3月20日閲覧

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類

シカゴ・カブスの選手 クレイグ・モンロー  ジム・タイロン  ランドール・サイモン  フアン・クルーズ  マット・ステアーズ
アトランタ・ブレーブスの選手 ケン・カミニティ  J.D.ドリュー  ランドール・サイモン  フアン・クルーズ  オマー・インファンテ
フィラデルフィア・フィリーズの選手 ダレン・ドールトン  ドン・マネー  ランドール・サイモン  マット・ステアーズ  レニー・ダイクストラ
ピッツバーグ・パイレーツの選手 ジェイク・ベックリー  クレイグ・モンロー  ランドール・サイモン  マット・ステアーズ  ハビアー・ロペス
デトロイト・タイガースの選手 レイ・ブーン  クレイグ・モンロー  ランドール・サイモン  マット・ステアーズ  ロブ・ディアー
オリックス・バファローズの選手 小林賢司  アルフレッド・フィガロ  ランドール・サイモン  西勇輝  ホセ・パーラ
タンパベイ・レイズ及びタンパベイ・デビルレイズの選手 ブライアン・シャウス  ベン・グリーブ  ランドール・サイモン  フアン・クルーズ  タイ・ウィギントン

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