シドニー・ポンソンとは？わかりやすく解説

シドニー・ポンソン
*Sidney Ponson*
	テキサス・レンジャーズ時代
基本情報
国籍	オランダ
出身地	オランダ領アンティル自治領ノアド（現：アルバ自治領）
生年月日	1976年11月2日（48歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 260 lb ＝約117.9 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	1993年
初出場	1998年4月19日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ボルチモア・オリオールズ (1998 - 2003); サンフランシスコ・ジャイアンツ (2003); ボルチモア・オリオールズ (2004 - 2005); セントルイス・カージナルス (2006); ニューヨーク・ヤンキース (2006); ミネソタ・ツインズ (2007); テキサス・レンジャーズ (2008); ニューヨーク・ヤンキース (2008); カンザスシティ・ロイヤルズ (2009); ロングアイランド・ダックス;
国際大会
代表チーム	オランダ
WBC	2009年
	この表について

シア・シドニー・アルトン・ポンソン（Sir Sidney Alton Ponson, 1976年 11月2日 - ）は、オランダ領アンティルのアルバ島ノアド出身の元プロ野球選手（投手）。右投げ右打ち。

経歴

1993年8月17日に、ボルチモア・オリオールズと契約し、プロ入り。

1998年4月17日に、同球団からメジャーデビューを果たす。

2003年7月31日に、ライアン・ハンナマンおよびダミアン・モス、カート・エインズワースとのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。同年10月26日に、FAとなる。

2004年1月26日に、古巣オリオールズへFA移籍。

2005年9月1日に、同球団に解雇される。同年12月21日に、セントルイス・カージナルスへ移籍。

2006年7月11日、同球団を解雇される。同年7月14日に、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍。同年8月23日に、同球団を解雇される。

2007年はミネソタ・ツインズに所属で開幕を迎えたが、在籍1ヶ月間で解雇。

2008年シーズンは、テキサス・レンジャーズに在籍するも、6月にまたしても戦力外通知を受け、その後ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表に選出され、チームではエースとして1次ラウンド初戦のドミニカ共和国戦で登板し、5回途中2失点で見事勝利投手となり、2次ラウンド初戦のベネズエラ戦では敗れはしたものの5回2失点と好投した。これが評価され、3月17日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。ロイヤルズのムーアGMもポンソンに注目していたことを認めた^[1]。4月10日にメジャーへ復帰。しかし8月2日に戦力外となった^[2]。

人物

2003年にボルチモア・オリオールズからサンフランシスコ・ジャイアンツへの移籍を経験しているが、それは好成績を残し、高額の長期契約を要求してきた為。その時、チームがポンソンを放出したのは日頃から練習態度が悪く、体重管理がなっていなかったからと考えられる。体重管理の悪さは公表体重が2002年101キロ、2003年113キロ、2004年119キロと体重がグングン増えていっている事からも窺える。

2004年12月25日に、故郷アルバ島のビーチで水上スクーターのような物で遊んでいた時に、近くにいた裁判所の判事に水をかけてしまった。判事がポンソンを注意すると、ポンソンは逆上してその判事を殴ってしまっている。ただちに逮捕されたポンソンは獄中で11日間を過ごした^[1]。

飲酒運転を絶えず繰り返している^[1]。2004年1月、2004年9月、2005年8月と3度もやらかしている。また、3度目に逮捕された時には実刑判決を受けており、その内容は禁固5日間と500ドルの罰金。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
1998	BAL	31	20	0	0	0	8	9	1	--	.471	588	135.0	157	19	42	2	3	85	4	1	82	79	5.27	1.47
1999		32	32	6	0	0	12	12	0	0	.500	897	210.0	227	35	80	2	1	112	4	0	118	110	4.71	1.46
2000		32	32	6	1	1	9	13	0	0	.409	953	222.0	223	30	83	0	1	152	5	0	125	119	4.82	1.38
2001		23	23	3	1	0	5	10	0	0	.333	605	138.1	161	21	37	0	6	84	2	0	83	76	4.94	1.43
2002		28	28	3	0	0	7	9	0	0	.438	736	176.0	172	26	63	1	2	120	3	0	84	80	4.09	1.34
2003		21	21	4	0	1	14	6	0	0	.700	622	148.0	147	10	43	2	4	100	6	0	65	62	3.77	1.28
2003	SF	10	10	0	0	0	3	6	0	0	.333	276	68.0	64	6	18	3	1	34	3	0	29	28	3.71	1.21
'03計	SF	31	31	4	0	1	17	12	0	0	.586	898	216.0	211	16	61	5	5	134	9	0	94	90	3.75	1.26
2004	BAL	33	33	5	2	1	11	15	0	0	.423	954	215.2	265	23	69	3	8	115	8	2	136	127	5.30	1.55
2005	BAL	23	23	1	0	0	7	11	0	0	.389	595	130.1	177	16	48	1	3	68	10	0	97	90	6.21	1.73
2006	STL	14	13	0	0	0	4	4	0	0	.500	303	68.2	82	7	29	1	4	33	2	0	42	40	5.24	1.62
2006	NYY	5	3	0	0	0	0	1	0	0	.000	81	16.1	26	3	7	0	0	15	0	0	20	19	10.47	2.02
'06計	NYY	19	16	0	0	0	4	5	0	0	.444	384	85.0	108	10	36	1	4	48	2	0	62	59	6.25	1.69
2007	MIN	7	7	0	0	0	2	5	0	0	.286	181	37.2	54	7	17	1	3	23	0	0	31	29	6.93	1.88
2008	TEX	9	9	1	0	0	4	1	0	0	.800	252	55.2	71	3	16	0	2	25	2	0	36	24	3.88	1.56
2008	NYY	16	15	0	0	0	4	4	0	0	.500	360	80.0	99	11	32	2	5	33	2	0	53	52	5.85	1.64
'08計	NYY	25	24	1	0	0	8	5	0	0	.615	612	135.2	170	14	48	2	7	58	4	0	89	76	5.04	1.61
2009	KC	14	9	0	0	0	1	7	0	0	.125	273	58.2	79	6	25	1	2	32	2	0	50	48	7.36	1.77
MLB：12年		298	278	29	4	3	91	113	1	0	.446	7676	1760.1	2004	223	609	19	45	1031	53	3	1051	983	5.03	1.48

各年度の太字はリーグ最高

背番号

43 (1998年 - 2005年)
13 (2006年)
24 (2006年)
19 (2007年)
35 (2008年)
57 (2008年)
47 (2008年 - 2009年)

代表歴

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表

脚注

^ ^a ^b ^c 「WBCで大健闘のオランダエースの就職も決まる」『Sports Graphic Number』2009年4月16日号、文藝春秋、2009年、雑誌26853-4/16、106頁。
^ “KC to designate Ponson for assignment Right-hander Davies to be recalled from Triple-A Omaha”. royals.com (2009年8月2日). 2009年8月5日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Sidney Ponson stats MiLB.com （英語）

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[Number726-1] 「WBCで大健闘のオランダエースの就職も決まる」『Sports Graphic Number』2009年4月16日号、文藝春秋、2009年、雑誌26853-4/16、106頁。

[2] “KC to designate Ponson for assignment Right-hander Davies to be recalled from Triple-A Omaha”. royals.com (2009年8月2日). 2009年8月5日閲覧。

[1]

[2]

表話編歴野球オランダ代表 - 2009 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	8 ロッド・デルモニコ
コーチ	バート・ブライレブンビル・フローバーグウィム・マルティヌスヘンスリー・ミューレンスジム・ストーケルベン・テイセン
投手	3 ベリー・ファンドリエル 9 ピム・ワルスマ 13 ミヒール・ファンカンペン 19 ロブ・コルデマンス 25 デビッド・バーグマン 29 デニス・ニューマン 31 アレクサンダー・スミット 36 ディエゴマー・マークウェル 44 レオン・ボイド 45 フアン・カルロス・スルバラン 47 シドニー・ポンソン 51 トム・ストイフバーゲン 56 リック・バンデンハーク
捕手	24 シドニー・デヨング 40 シャーロン・スコープ 50 ケンリー・ジャンセン
内野手	2 ユレンデル・デキャスター 4 ヘインリー・スタティア 5 マイケル・ダースマ 12 シャーノル・アドリアーナ 35 ランドール・サイモン 41 ヴィンス・ルーイ 43 クルト・スミス
外野手	18 ダーク・ファンクルースター 21 ジーン・キングセール 27 ダニー・ロンブリー 37 ブライアン・エンゲルハルト 67 グレッグ・ハルマン

表話編歴ボルチモア・オリオールズ開幕投手
1900年代	01 ピンク・ホーリー 02 レッド・ドナヒュー 03 レッド・ドナヒュー 04 エド・シーバー 05 ハリー・ハウウェル 06 ハリー・ハウウェル 07 ハリー・ハウウェル 08 バーニー・ペルティ 09 ジャック・パウエル
1910年代	10 ビル・グレアム 11 ジャック・パウエル 12 ジョー・レイク 13 カール・ウェイルマン 14 カール・ウェイルマン 15 カール・ウェイルマン 16 ボブ・グルーム 17 アール・ハミルトン 18 グローバー・ロウダーミルク 19 デイブ・ダベンポート
1920年代	アレン・ソソロン 21 アーバン・ショッカー 22 アーバン・ショッカー 23 アーバン・ショッカー 24 アーバン・ショッカー 25 ジョー・ブッシュ 26 ミルト・ガストン 27 トム・ザカリー 28 サム・グレー 29 サム・グレー
1930年代	30 サム・グレー 31 レフティ・スチュワート 32 レフティ・スチュワート 33 バンプ・ハードリー 34 ジョージ・ブラウホールダー 35 ボボ・ニューサム 36 アイビー・アンドリューズ 37 オーラル・ヒルデブラント 38 ボボ・ニューサム 39 ボボ・ニューサム
1940年代	40 スリック・コッフマン 41 エルデン・オーカー 42 ボブ・マンクリーフ 43 アル・ホリングスワース 44 ジャック・クレーマー 45 シグ・ジャッキ 46 ネルズ・ポッター 47 デニー・ゲールハウス 48 フレッド・サンフォード 49 ネッド・ガーバー
1950年代	50 ネッド・ガーバー 51 ネッド・ガーバー 52 ネッド・ガーバー 53 バージル・トラックス 54 ドン・ラーセン 55 ルー・クレットロウ 56 ビル・ワイト 57 ハル・ブラウン 58 コニー・ジョンソン 59 ジャック・ハーシシュマン
1960年代	60 ジェリー・ウォーカー 61 ミルト・パパス 62 ビリー・ホエフト 63 スティーブ・バーバー 64 ミルト・パパス 65 スティーブ・バーバー 66 スティーブ・バーバー 67 デーブ・マクナリー 68 トム・フォーバス 69 デーブ・マクナリー
1970年代	70 デーブ・マクナリー 71 デーブ・マクナリー 72 パット・ドブソン 73 デーブ・マクナリー 74 ジム・パーマー 75 ジム・パーマー 76 ジム・パーマー 77 ジム・パーマー 78 マイク・フラナガン 79 ジム・パーマー
1980年代	80 ジム・パーマー 81 スティーブ・ストーン 82 デニス・マルティネス 83 デニス・マルティネス 84 スコット・マクレガー 85 ストーム・デービス 86 マイク・フラナガン 87 マイク・ボディッカー 88 マイク・ボディッカー 89 デーブ・シュミット
1990年代	90 ボブ・ミラッキ 91 ジェフ・バラード 92 リック・サトクリフ 93 リック・サトクリフ 94 マイク・ムッシーナ 95 マイク・ムッシーナ 96 マイク・ムッシーナ 97 ジミー・キー 98 マイク・ムッシーナ 99 マイク・ムッシーナ
2000年代	00 マイク・ムッシーナ 01 パット・ヘントゲン 02 スコット・エリクソン 03 ロドリゴ・ロペス 04 シドニー・ポンソン 05 ロドリゴ・ロペス 06 ロドリゴ・ロペス 07 エリック・ベダード 08 ジェレミー・ガスリー 09 ジェレミー・ガスリー
2010年代	10 ケビン・ミルウッド 11 ジェレミー・ガスリー 12 ジェイク・アリエータ 13 ジェイソン・ハメル 14 クリス・ティルマン 15 クリス・ティルマン 16 クリス・ティルマン 17 ケビン・ゴーズマン 18 ディラン・バンディ 19 アンドリュー・キャッシュナー
2020年代	20 トミー・ミローン 21 ジョン・ミーンズ 22 ジョン・ミーンズ 23 カイル・ギブソン 24 コービン・バーンズ

ニューヨーク・ヤンキースの選手	ジミー・キートニー・フェルナンデスシドニー・ポンソンバート・キャンパネリスマイク・イースラー >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
ボルチモア・オリオールズの選手	ヘイデン・ペンジミー・キーシドニー・ポンソンエディ・プランクトラビス・ドリスキル >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
セントルイス・カージナルスの選手	フランキー・フリッシュリー・タネルシドニー・ポンソンカリル・グリーンリー・スミス >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
サンフランシスコ・ジャイアンツの選手	マット・モリスフレディ・リンドストロムシドニー・ポンソンシェイ・ヒレンブランド藪恵壹 >>固有名詞 >>人名一覧 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
テキサス・レンジャーズ及びその前身球団の選手	建山義紀カルロス・ペーニャシドニー・ポンソンジョン・マトラックホルヘ・カントゥ >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
カンザスシティ・ロイヤルズの選手	トム・ゴードントム・ブラウニングシドニー・ポンソンリック・デハートベニート・サンティアゴ >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
ミネソタ・ツインズの選手	グレン・パーキンスリー・タネルシドニー・ポンソンジョー・メイズヘンリー・ブランコ >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧
オランダの野球選手	ニック・ストイフバーゲングレッグ・ハルマンシドニー・ポンソンロビー・コルデマンスロビン・ファンドーンスピーク >>人名 >>球技関係者一覧 >>野球の関係者一覧

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