ラドクリフ家
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ヘンリー7世とヘンリー8世の治世に活躍した軍人で、ガーター勲章を授与された第10代フィッツウォルター男爵ロバート・ラドクリフ(英語版)(c.1483-1542)は1525年6月18日にイングランド貴族であるフィッツウォルター子爵に叙され、1529年12月8日にサセックス伯爵に叙された。その孫にあたる3代伯爵トマス・ラドクリフ(英語版)(c.1525-1583)はイングランド女王エリザベス1世(1533-1603)の廷臣であり、ノーフォーク統監(英語版)、サフォーク統監(英語版)、アイルランド総督、宮内長官(英語版)を歴任した。4代伯爵ヘンリー・ラドクリフ(英語版)(c.1530-1593)はイングランド庶民院とアイルランド庶民院の両方で議員を務めたほか、ポーツマス総督(英語版)、ハンプシャー統監を歴任し、5代伯爵ロバート・ラドクリフ(英語版)(1573-1629)はエセックス統監(英語版)を務めたが、5代伯爵の息子ヘンリー(c.1598-1621)が父に先立って死去したため、男系男子しか継承できないフィッツウォルター子爵とサセックス伯爵は初代伯爵の三男ハンフリー(?-1566)の息子エドワード・ラドクリフ(英語版)(c.1559-1643)が、女系継承ができるフィッツウォルター男爵は2代伯爵の娘フランシス(?-1608)の息子サー・ヘンリー・マイルドメイが継承した。6代伯爵が死去すると、フィッツウォルター子爵とサセックス伯爵は廃絶した。
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