ライトレールの再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 06:08 UTC 版)
「キエフ・ライトレール」の記事における「ライトレールの再編」の解説
ソビエト連邦の崩壊後、経済の混乱やモータリーゼーションの急速な進展によりキエフの路面電車網は大幅に縮小し、2004年7月以降はドニプロ川を渡る橋梁から線路が撤去され、路線が川を挟んで東西2つに分断された状態が続いている。ライトレールも例外ではなく、計画の一部のみ開通した左岸区間は利用客が少なく、2009年に運行が停止するにまで至った。その後、改良の上で地下鉄の延伸路線として再開業する計画が立てられていたものの、最終的には沿線住民の利便性向上を目的にライトレールとして復旧する事が決定し、一部区間の延伸工事を経て2012年10月24日から営業運転を再開した。 右岸区間についても、モータリーゼーションの進展に加え、メンテナンス不足による列車速度や信頼性の低下により利用客の減少が続き、3両編成の列車も運行されなくなった。更に2001年にはサクサガンスキー通り(Вулиця Саксаганського)を経由する併用軌道区間が廃止され、利便性が減少した。この状態を改善するため、2007年から一部区間の運休を実施した上での大規模な修繕工事が順次行われ、2010年までに全区間の工事が完了している。
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