ユーラシア到達不能極
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:43 UTC 版)
ユーラシア大陸の到達不能極が、海洋から最も遠い地球上の陸地である。海まで2645キロメートルある.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯46度17分 東経86度40分 / 北緯46.283度 東経86.667度 / 46.283; 86.667であるとされてきた。この地点は中華人民共和国新疆ウイグル自治区のウルムチ市から北におよそ320キロメートルほど離れている。正確な地点には、1986年6月27日にニコラス・クレーンとリチャード・クレーンが到達した。 しかし、オビ湾が河川扱いで陸の一部として求められた地点であるため、地図の表示と同じく海洋に含めて計算し直した2007年の研究では、誤差範囲内にある2地点が到達不能極であると示された。EPIA1 北緯44度17分 東経82度11分 / 北緯44.29度 東経82.19度 / 44.29; 82.19とEPIA2 北緯45度17分 東経88度08分 / 北緯45.28度 東経88.14度 / 45.28; 88.14はそれぞれ海まで2510±10キロメートルと2514±7キロメートル離れている。いずれもウイグルにあるが、前者はカザフスタンとキルギスタンの国境に近いKokirqin Shan山近くの標高2000メートルを上回る山中で以前の地点から435キロメートル離れている。後者はウルムチの北174キロメートルで、以前の地点から156キロメートル離れている。また、ウルムチの西南30キロメートルの北緯43度40分52秒 東経87度19分52秒 / 北緯43.68111度 東経87.33111度 / 43.68111; 87.33111には1992年の中国科学院による測量に基づいて世界で最も海から遠いアジア大陸の地理的中心であるとして「アジア大陸地理中心」(簡体字: 亚洲大陆地理中心)と呼ばれるアジア49カ国の旗と文化が描かれた像で囲まれた記念の塔が建つ広場は観光名所になっている。
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