モワ50形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 08:01 UTC 版)
モワ10形モワ15・モワ16の置き換えのため、1990年に1600系モ1651・モ1652を救援用電動貨車に改造して登場した形式。名古屋側からモワ51ーモワ52の2両編成を組む。車体外観は冷房装置の有無とシルキーホワイト・マルーンレッドの塗装を除けば、1600系時代と同様である。台車は金属ばねであるが、KD-51BからKC-30Bに取り替えられている。またモワ52(旧・モ1652)は方向転換された。パンタグラフは、そのままでは両車のものが極端に近接することから、モワ52のものを連結面寄から運転台寄に移設している。そのため、両車とも宇治山田側に菱形式を1基ずつ搭載している。また、増結用のためにあった簡易運転台側の標識灯は撤去された(車庫内入換時の単車走行は可能)。最大積載量は10 tである。連結器高さは両車とも運転台側が880 ㎜、連結面側が増結車として使用されていた当時の800 ㎜のままである。 明星検車区に配置されていた。 2000年11月10日付で廃車となり、現存しない。
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