モルドバ時代
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「ペトル・ルチンスキー」の記事における「モルドバ時代」の解説
1991年から1992年まで、ロシア科学アカデミー社会・政治研究所の先任科学職員、社会科学発展財団総裁代行として働いた。1992年から1993年は駐露非常全権大使。1993年2月4日、第12期国会議長、1994年3月29日、第13期国会議長に選出される。 1996年の大統領選挙時、投票者の27.7%しか得票できず次点に甘んじたが、決選投票で左翼・中道の支持を受け、現職のスネグル大統領に勝利した。1996年12月1日、大統領に就任。 大統領在任時、国際圧力の下スネグル時代に始まった経済改革を継続した。外交政策では、EC加盟を指向し、CIS諸国とは距離を取った。しかしながら、経済面で実績が上がらず、ウラディミール・ボロニン率いるモルドバ共産党が議会で躍進することとなった。2000年7月、大統領を議会で選出するという憲法改正が行われた。2001年2月25日の議会選挙では、総議席101議席中、共産党が71議席を獲得し第一党となった。 2001年4月4日、議会によりヴォローニンが大統領に選出され、ルチンスキーは退任した。 現在、戦略研究・国際関係発展財団「ルチンスキー」(Lucinschi)の総裁を務める。
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