メキシコ・タイへ遠征
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2011年1月22日、メキシコ・ネサワルコヨトルに遠征して6回戦に臨み、初回KO勝利を収めた。同年3月7日、後楽園ホールにて、タイスーパーフライ級王者のスリヤー・チュワタナと8回戦を行い、3-0の判定で勝利した。 2011年8月4日、ピッサヌローク県のピッサヌロークセントラルスタジアムでWBCインターナショナルフライ級シルバー王者パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム(タイ)と対戦。この時まで江藤は日本王座やOPBF王座には縁がなく、この対戦オファーもそもそもはジムの先輩である嘉陽宗嗣に持ちかけられ、嘉陽のスケジュールが合わなかったためにジムが交渉して成立したものであった。試合前半は長いリーチを生かして離れて戦ったが、しばしば左ボディーストレートをもらう場面があった。しかし中盤以降の接近戦でフックとアッパーの打ち合いに活路を見出し、右アッパーカットや左右フックをクリーンヒットさせた。結果は0-3(2者が112-116、113-115)の判定負けで王座獲得に失敗したが、トレーナーの野木丈司は、日本なら点差は逆だっただろうとコメント。ただし野木は将来的に日本のトップボクサーにとって海外での勝利は必須になるとし、確実な戦術を習得した上で「今後も積極的に、海外にチャレンジして行きたいと思います」と述べている。江藤自身は、相手のスピードや距離感を序盤に把握できており、試合内容で負けたつもりはなく、「もっともっと練習し、俺は必ず世界王者になります」と表明。同行した大喜も内容では勝っていたと確信して「俺も色々勉強になったし、皆の気持ちが高まってる」と話した。この敗戦はむしろ江藤に自信を持たせ、直後から陣営の士気を高めることになった。
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