ミルク‐グロットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ミルク‐グロットの意味・解説 

ミルク‐グロット【Milk Grotto】


ミルク・グロット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 14:28 UTC 版)

ミルク・グロット教会
Crypta lactea
Milk Grotto Church
مغارةآلسثئ
מערת החלב
正面外観
ミルク・グロット教会
北緯31度42分12秒 東経35度12分34秒 / 北緯31.7034度 東経35.2095度 / 31.7034; 35.2095座標: 北緯31度42分12秒 東経35度12分34秒 / 北緯31.7034度 東経35.2095度 / 31.7034; 35.2095
所在地 ベツレヘム
 パレスチナ
教派 カトリック教会
建築物
完成 1872年
管轄
教会管区 聖地信託事業英語版
聖職者
担当司祭 フランシスコ会 (en
テンプレートを表示

ミルク・グロット教会、またはミルク・グロット聖母マリアの洞穴聖母の乳の洞窟礼拝堂英語: Chapel of the Milk Grotto of Our Lady, Milk Grotto Church; ラテン語: Crypta lactea; アラビア語: مغارةآلسثئ; ヘブライ語: מערת החלב)は、1872年に建立された、パレスチナヨルダン川西岸地区ベツレヘムにあるローマ・カトリック教会礼拝堂である[1][2][3][4]。古来この地は、キリスト教徒の巡礼の中心地のひとつであった。フランシスコ会聖地信託事業英語版により、マリア廟と修道院共々、その建立以来維持されている。

概要

パレスチナ地方の都市ベツレヘムにある教会。 幼子イエスを抱えたヨセフとマリアがエジプトに脱出するまで、ヘロデ王の兵士から身を隠したとされる洞窟がある場所に建つ。 マリアの乳房から母乳が滴り落ち、岩が白く染まったという伝説がある。

歴史

現在のカトリックの礼拝堂は、かつて5世紀頃にビザンティン教会(ギリシャ正教エルサレム総主教区)があった場所に、1872年に建てられた。古い教会は、モザイクの床のほんの一部が残っている。

信仰

キリスト教の伝承によれば、エジプトに逃れる前の聖家族が「ヘロデ大王による幼子の虐殺」のあいだ、この場所に避難していたという。聖母マリアの胸から「乳が一滴」洞穴の床に落ち、そこが白く染まったという物語にこの名前は由来する。この空間は3つの異なる洞穴からなり、夫婦間の不妊の癒しを期待する巡礼者が訪れる。

ギャラリー

出典

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミルク‐グロット」の関連用語

ミルク‐グロットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミルク‐グロットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミルク・グロット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS