ミツウロコグループの傘下へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:12 UTC 版)
「RICマート」の記事における「ミツウロコグループの傘下へ」の解説
2015年11月には、翌年4月に株式会社ファミリーマートがミツウロコグループへココストアリテールの全株式を売却することが決定、これと並行して2015年時点でココストアリテールが事業展開する食料品店や飲食店など約150店に、ファミリーマートの店舗と立地が重なるココストア系コンビニなど約250店を合わせ、株式会社ファミリーマートよりミツウロコグループへ譲渡することが発表された。 2016年4月15日に予定通り全株式譲渡が実施されるとともに、ファミリーマートはココストア系全店舗約800店舗(ボランタリーチェーンを含む)のうち最大約380店舗を譲渡することとなった。ココストアリテールはイズミックを中心としたMICSグループの会社であったが、同社が事業展開するコンビニ(RICマートを含む)、小売店などの一部を含めてミツウロコグループの傘下に入ることとなった。交渉の結果、ファミリーマートは同年8月26日にココストア・エブリワンの69店舗を10月1日付でココストアリテールに譲渡することを発表。さらにその後、譲渡の時期が12月10日に変更されるとともに、店舗数も30店舗に減少し、前述のココストア系コンビニの譲渡はこの30店舗に留まった。なお、株式会社ファミリーマートとミツウロコグループは包括提携契約を結んでいる。 なお、長崎県五島列島地域などのように一部の店舗については運営会社の意向でファミリーマートやミツウロコのいずれにも属さず、ポプラなど、他のコンビニチェーン店に転換した店舗もあった。 ココストアの関東、東海、近畿地方と沖縄県の店舗は「タックメイト」、同チェーンの九州地区とエブリワンの店舗は「RICストア」への屋号(ブランド)変更が同年9月より順次実施されることとなった。この内沖縄県のタックメイトの店舗は転換から1年足らずで閉店している。ただし、同月下旬にはミツウロコグループが旧ココストアの一部店舗について"従来のココストアの名称"に戻す方針を表明したとする一部の報道も出ていたが2021年時点では実現していない。 更に2017年から、地域に根ざした手作りの店というコンセプトで、新たにミツウロコグローサリー(MG)を展開している。従来の焼き立てパンや手作り弁当といったサービスを継続させつつ、「おめで鯛焼き本舗」のサービスを新たに取り入れるなど、食に特化したブランドである。これはどの店舗も元タックメイト・RICストアからの転換店である。三重県の1号店を革切りに、東海3県・大分県・福岡県に7店舗を転換させた(2018年7月時点)。その後、福岡県・岐阜県・愛知県の店舗は閉店。 九州地方の店舗はポプラと提携した複合店であり、「ポプラRIC」や「ポプラMG」の店舗で、ポプラのサービスも受けれるようになっていた。しかし、2021年にはヤマザキショップとの複合店に切り替わり、また新たに茨城県・熊本県に展開していった。 その後の結果、閉店や転換を行った事により、「RICストア」「ポプラRIC」「ポプラMG」の屋号は消滅した(但し、同社が営業する他の屋号は存続)。
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