ミスター・ファンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 05:23 UTC 版)
「ハーヴェイ・ピット」の記事における「ミスター・ファンド」の解説
ピット夫妻の蓄財が進み、その持株はゼネラル・エレクトリック、エクソン・モービル、ワコビアなど広範な銘柄におよんだ。 そのステータスを基礎に、ピットはSEC委員長となり、エンロン・ショックで世論と野党から追及されたのである。 2000年にSECはプライスウォーターハウスクーパースの共同経営者と幹部職員が、自社で監査している企業に何千件も金融の利害関係をもっていることを発見していた。また、同社は1996年から2001年まで14社の投資顧問を務めて収入を得ていた。この中に利益相反を認めることができる。エイボン・プロダクツとピナクル(Pinnacle Telephone & Data)の経営顧問と監査を兼ねて粉飾決算をしていた。2002年7月17日、ピットは500万ドルの和解金をSECへ支払わせ調査を打ち切った。KPMGも利益相反行為をしていた。ミューチュアル・ファンドを運営するヒューストンの投資会社(AIM Management Group)に対し、これを監査する立場にありながら、2000年そこへ2500万ドルを投資、同年9月までに11件ものファンドを買って、(総体として)ファンドの35%を出資するにおよんだ。ピットはKPMGに罰金さえ課さなかった。2003年9月にバンカメなどがミューチュアル・ファンドを利用した短期取引と時間外取引の協定を捜査された。ピットは同年まで委員長であった。
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