マリスの民
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:13 UTC 版)
海沿いに住む民。謎が多いと言われる。つるつるでぬめぬめした皮膚と水かきを持っており、水がないと生きることができない。一方で泳ぎは非常に上手。現在、銀色のアンブレー族、緑色のフィスク族、青色のパンデリス族の3部族からなる。1,000年間<水晶の司>と呼ばれる長を立てており、初代の<水晶の司>は毒に詳しいと言われたミリル族のオリンであった。オリンは、ミリル族を<水晶の司>の選任役とし、残りの3部族から出た候補者の中から選任役が<水晶の司>を選ぶという決まりを作ったものの、300年前のゼバックの侵攻によりミリル族は全滅。そこで当時ゼバックと戦っていたジラーの先祖のリースが<水晶の司>を選出、彼の子孫のリンの民が選任役となる決まりとなった。選任役は命の危機に晒されるものの、リンの民はマリスの民に海岸の警備をしてもらっているということもあり、持ちつ持たれつという関係とされている。 パーレン <水晶の司>の死期が近づいた際、選任役を召喚するためにリンの谷に送られた使者。パンデリス族。 船の操縦が上手で、4巻ではローワンらと一緒にゼバック国に赴いた。 アーシャ アンブレー族の<水晶の司>の候補者。背が高い女性。真面目で率直であり、自分が正しいと感じたことをきちんと行動に移すが、古いやり方にとらわれる一面もある。ローワンからはジラーに似ていると思われた。 シーボーン フィスク族の<水晶の司>の候補者。屈強であるが声は穏やか。自信に満ちた行動派であるが、やや性急な面がある。ローワンからはストロング・ジョンに似ていると思われた。 ドス パンデリス族の<水晶の司>の候補者。若くて背の低い男性。夢見がちで謎を秘めたまなざしをしている。 1年前の家族との別れの日に大蛇に遭遇したらしいが、実はその時から本人も知らずにゼバックに利用されていた。 最終的に彼が<水晶の司>に選ばれ、水晶の力でゼバックの洗脳も無効化され、見事にゼバックを撃退した。また、ローワンと感覚の共有ができるようになった。 イムレー フィスク族の女性で、シーボーンの婚約者。 オリン 初代の<水晶の司>。ミリル族。1,000年前に海の下の洞窟で水晶を発見した。
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