ゼバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:13 UTC 版)
リンの民らの昔からの宿敵の国。<荒れ地>と高い壁に囲まれた大きい都であり、衛兵が支配している。平民は<並>と呼ばれ、奴隷と一緒に仕事をさせられるなど、残酷な扱いを受けている。大昔に黄金の谷の住民を連れてきて奴隷としたが、300年前に奴隷の中で屈強な人々の記憶を消して兵力にしようとしたところ、戦地で反乱されてリンに定住されてしまった。一方で弱い者らはゼバックに残り、絹絵に自分らの歴史を描いて残しているが、年々人が減っており、シエリーと2人の孫が最後に残った者であった。 ザネル ゼバックの衛兵。将校のふりをしたジールに騙されてローワンたちをアナドたちのいる場所に連行するが、騙されたのに気づきジールを攻撃しようとしたところをノリスに攻撃され気を失う。 その後に囮となったシエリーを殺害するが、直後に怒り狂ったウノスにより殺害される。 バラ 戦闘用のグラック。120歳になり、数年間の戦闘用の訓練を受けている。4巻冒頭でアナドを誘拐、最後に脱出したローワンらを追ってリンまで来るが、竜の火炎攻撃を受けゼバックに逃げ帰った。 ウノス 作業用のグラック。シエリーの計らいで翼を切られずに済んでおり、ローワンたちの脱出に利用された。リンではシバに飼われ、5巻では雪の中でリンの民が海岸まで歩くための道を作った。
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