リンの民の起源に関係する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:13 UTC 版)
「リンの谷のローワン」の記事における「リンの民の起源に関係する人物」の解説
シエリー ゼバック国の奴隷で、リンの民の先祖とは違いゼバック国に残った奴隷の末裔。 白髪と髭を蓄えた老人で、おとなしい性格であり、絹絵を描くのを得意としていた。 自身が生きている間はグラックのウノスを飛ばさないと誓っていたため、自身を犠牲にしてローワンたちをゼバック国から脱出させた。 ノリス シエリーの孫息子でシャーランの兄。赤い色が混じった金髪で、幅の広い顔の青年。好戦的で戦いの話を好む一方、絹絵を描くのは得意ではない。 4巻で妹と共にゼバック国から救出されてリンに住むことになる。5巻では絹絵に火をつけようとしたニールともみ合って負傷したため、リンの村に残ることになり、ローワンらと共にバクシャーを追って<禁じられた山>に冒険に出る。 シャーラン シエリーの孫娘でノリスの妹。ローワンと同じくらいの年と背丈で、やせて黒髪をしており、穏やかな目をしている。バクシャーを怖がるなど、華奢で気弱ではあるが意志が強く、絹絵を描くのが上手。 4巻で兄と共にゼバック国から救出されてリンに住むことになり、5巻では兄やローワンと共に村に残り、バクシャーを追って<禁じられた山>に冒険に出る。 エヴァン、フリス、ブロー かつての黄金の谷の住人。エヴァンはバクシャー係、フリスは絹絵係、ブロンは戦士。 ある冬、ブロンはゼバックと戦っていた<旅の人>の助けを受け、黄金の谷の他の住民と共に海岸に向かったものの、他の住民がゼバックに連れ去られたので、ブロンは命からがら逃げだし、黄金の谷に2人だけで残っていたエヴァンとフリスの元に戻った。 その後、3人はバクシャーを追い、絹絵などの宝を携えて<禁じられた山>に入った。3人は山の洞窟で冬を過ごし、バクシャーが山から帰った後も洞窟で村人の帰りを待っていた(悪魔の木により動物が眠ったのもおびき出すための罠と考えていた)。 しかし、悪魔の木の出現時の山崩れで洞窟に閉じ込められて死亡。3人の遺骨と遺品はローワンたちによりリンの村に持ち帰られた。
※この「リンの民の起源に関係する人物」の解説は、「リンの谷のローワン」の解説の一部です。
「リンの民の起源に関係する人物」を含む「リンの谷のローワン」の記事については、「リンの谷のローワン」の概要を参照ください。
- リンの民の起源に関係する人物のページへのリンク