マラーター諸侯との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 21:33 UTC 版)
「ナーナー・ファドナヴィース」の記事における「マラーター諸侯との関係」の解説
パーニーパットの敗戦以降、マラーター諸侯は宰相府から独自した行動を行い勢力を広げていたが、シンディア家が最も強勢だった。シンディア家の当主マハーダージー・シンディアは自国の近代化を進め、1784年12月にはムガル帝国の摂政と軍総司令官となっていた。 そして、1790年9月9日にムガル帝国の皇帝シャー・アーラム2世に自分を北インドにおける同盟の宰相の代理であることに認めさせ、宰相マーダヴ・ラーオ・ナーラーヤンを皇帝代理人に任じさせた。彼とナーナー・ファドナヴィースは同盟の権威を最高潮にまで高めた人物であった。 だが、ナーナー・ファドナヴィースとマハーダージー・シンディアとの関係は相当悪かったことが知られている。マハーダージー・シンディアは宰相府における権力闘争では、ナーナー・ファドナヴィースに敵対する派閥に肩入れしていた。 とはいえ、マラーター諸侯はマーダヴ・ラーオ・ナーラーヤンを擁するナーナー・ファドナヴィースを同盟の事実上の盟主と見なし、緩やかな連携を組んでいた。
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