マッヘとは? わかりやすく解説

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マッヘ【(ドイツ)Mache】

読み方:まっへ

空気温泉水などに含まれるラジウムエマナチオン濃度単位。1リットル空気温泉水などが電離作用で0.001静電単位電流を流すとき、1マッヘという。オーストリア物理学者H=マッヘの名にちなむ。


マッヘ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 13:49 UTC 版)

マッヘ (mache)
記号 M.E.
非SI単位
放射能濃度
SI 約 13.5 Bq/L
定義 空気または水1Lにつき、そこに含まれるラドンの電離作用によって10-3 esuの飽和電流を生じるときの放射能濃度
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マッヘmache, 記号:M.E.)は、放射能濃度を示す単位である。その名前は、オーストリアの物理学者ハインリッヒ・マッヘ(Heinrich Mache)に因む。記号のM.E.は、ドイツ語のMache-Einheit(マッヘ単位)の略語である。

1マッヘは、空気または1リットルにつき、そこに含まれるラドンの電離作用によって10-3静電単位(esu)の飽和電流を生じるときの放射能濃度と定義されている。

1930年マリ・キュリーラザフォードガイガーらによる国際ラジウム標準委員会によって定義された。今日では温泉(放射能泉)の効能書きに使われる程度で、ほとんど用いられない。

1マッヘのラドンの放射能は約13.5ベクレル(Bq)、約3.64×10−10キュリー(Ci)である。マッヘは、ほとんどの場合ベクレルまたはキュリーと並記される。



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