マセラティ・メキシコとは? わかりやすく解説

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マセラティ・メキシコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 02:06 UTC 版)

マセラティ・メキシコ
概要
販売期間 1966年 - 1973年
デザイナー ヴィニャーレ
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドア クーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 4,709ccV8 290英馬力または4.2L V8 260英馬力)
変速機 5速MT
3速AT
サスペンション
フロント:独立懸架
リア:リジッド・アクスル
車両寸法
ホイールベース 2,640mm
全長 4,760mm
全幅 1,730mm
全高 1,350mm
車両重量 1,450kg
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メキシコMexico )は、イタリアマセラティが開発・生産した、高級スポーツカー

概要

1965年トリノモーターショーにてヴィニャーレが2ドア4シーターのプロトタイプを発表。デザイナーはカロッツェリアヴィニャーレに所属していたジョヴァンニ・ミケロッティ。マセラティのチューブラーフレームシャーシに4.9L V8エンジンを積み、マセラティ・5000GTのために委任制作されたものだったがショーでの評判が良く、すぐにマセラティで限定生産が決まった。

1966年パリモーターショーにて生産モデルを披露。開発コードネームはティーポAM112(Tipo AM112 )、名称はマセラティのF1カークーパー・T81マセラティのメキシコグランプリでの優勝を記念して付けられた。エンジンは、マセラティ伝統のDOHC90度V型8気筒、排気量はプロトタイプよりやや狭められ4,709cc、最高出力290英馬力/5,000rpmを5速MTを介し最高速度240 - 250km/hを誇った。

デザインはミケロッティらしく非常に優雅で伸びやかなボディラインで構成されており、マセラティらしい品のある仕上がりになっている。内装もラグジュアリー志向が強く、シート、ドアパネル、センタートンネルまで総革張りにされ、木製ダッシュボードエアコンパワーウィンドウ、四輪サーボアシストベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備されるなど、この車のコンセプトが明確に現れている。ATパワーステアリングラジオはオプションで選べた。

1969年、小型タイプとして、クアトロポルテIから4.2Lエンジンを流用したモデルをラインナップに加える。

1973年、生産を終了した。総生産台数は482台であった。

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