マスメディアやインターネットにおける本人への取材・報道姿勢、誹謗中傷等々に関する諸問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:15 UTC 版)
「佐野研二郎」の記事における「マスメディアやインターネットにおける本人への取材・報道姿勢、誹謗中傷等々に関する諸問題」の解説
佐野名義でホームページに掲載された謝罪文によると、佐野が関わった窃用とは無縁の作品までも盗作扱いとされ、事実無根な内容まで報道されたという。インターネットにおいては、佐野のメールアドレスを本人に無断で様々なサイトに登録されたり、誹謗中傷のメールが毎日届き、更には佐野の親族の写真が無断でネット上に公開されるなどプライバシー侵害をされている状態が継続している模様である。このようなネットにおける誹謗中傷やプライバシー侵害行為に関して、ジャーナリストの神田敏晶は、ネット独特の匿名性や自らが社会活動に参加していると思わせるものが高じた結果ではないかと指摘している。また、立教大学准教授でメディア研究が専門の砂川浩慶は、エンブレムそのものの窃用は証明されていないとし、似通ったデザインはどうしても存在するため、単に似ているからといって行き過ぎた批判が行われると、表現の幅が狭まるのではないかと警鐘を鳴らしている。 なお、佐野は過熱する報道について9月4日に報道機関へ声明文を出した。声明文では「著作権侵害を推認・示唆させるような報道が為されるに至っています」としたうえで、「思想・アイデアそのものが著作権法に基づき保護されるものではない」と主張した。また、同声明文の中で、今後、客観的な報道がなされなければ、名誉毀損などの法的手段を講じ、人権侵害を申し立てるとしている。
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