マイク・タイソン戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 03:40 UTC 版)
「カール・ウィリアムス」の記事における「マイク・タイソン戦」の解説
1989年2月25日にマイク・タイソンと対戦するも、1R、1分33秒。TKO負け。 試合前の会見では、会場に30分ほど遅刻して現れたが、「ちょっと遅れてしまったよ」と悪びれた様子も無く、その後淡々とインタビューに答えた。 試合開始早々、軽快に動きながら、鋭いジャブを繰り出し、中々いいスタートを切っていたが、1分過ぎ、カール・ウィリアムスの出した左ジャブに対して、タイソンはダッキングし、反動で伸び上がる力を利用して、左フックをカール・ウィリアムスのチン(顎先)にクリーンヒット。カール・ウィリアムスはそのまま崩れ落ちた。カウント途中に立ち上がり、ダメージはそう深刻でない感じに見えたが、ファイティングポーズを取らなかった為、レフェリーのランディ・ニューマンが、TKO負けを宣告してしまった。 TKO負けを宣告されてから、ふと我に返ったように、カール・ウィリアムスは、ニューマンレフェリーに対して続行可能を猛烈にアピール。更にカール・ウィリアムス陣営のスタッフ連中も、リングに流れ込んできて猛抗議を行った。が、全ては後の祭りだった。 ジョー小泉曰く「やはりストップはちょっと早かった」との事。「この試合のカール・ウィリアムスは、調子は決して悪くなく、動きは軽快でスピードも有ったし、あそこでストップが無ければ、中々いい試合になっていたかもしれない」という趣旨の事を言っていた。その後統計的に左フックがKOパンチになりすいのもあり、似たような過程の左フックでワンパンチKOした場面では繰り返しこのシーンを言及するほど見事な一撃だった。
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