ポスト＆ビーム

ログハウス用語集

ポスト＆ビーム〈post and beam〉

柱（ポスト）と梁（ビーム）に丸太を使った軸組み構法のログハウスで、いわゆる在来構法と同じ構造。ただし、ポスト＆ビームは柱と梁にハンドカットの丸太が使われるため、ログハウスのひとつとして分類している。柱と梁など、材同士の接合には仕口や継ぎ手が使用されるが、基本的に金具での補強も必要。また、強度を確保するためには、土台に直接、通し柱を立てるのが望ましいとされている。壁には漆喰やプラスター、クロス、レンガや板張りなどさまざまな仕上げ材が選択できるため、個性ある演出が可能。最近では漆喰や珪藻土などの自然素材が人気だ。ただし、22条地域などでの建築では、プラスターなど、不燃材を使用することが必要になる。丸太組みのログハウスに比べてプランの自由度が高く、2階建ても可能なことから住宅として建てられることが多い。また、柱と柱の間にフィラーログと呼ばれる丸太を落とし込めばピーセン・ピースになる。→軸組み構法、ピーセン・ピース