ポスト・カリヤ時代と「マイティダックス」の終焉
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「アナハイム・ダックス」の記事における「ポスト・カリヤ時代と「マイティダックス」の終焉」の解説
2003-2004シーズンを控えた2003年夏、アナハイムに衝撃が走る。残留と思われたポール・カリヤがFAでコロラド・アバランチへの移籍が決まる。セルゲイ・フェドロフ、ヴァーツラフ・プロスパルの加入、先シーズンのコーン・スマイス賞受賞ゴーリー、ジゲールの活躍はあったもののカリヤの抜けた穴はあまりにも大きく去年のような勢いは消滅、ウエスタン・カンファレンス12位でプレーオフ出場ならずシーズンを終える。また、このシーズンからマイティダックスの親会社であるディズニーがチームを手放すのではないかという身売りの話題が持ち上がり始める。 2004年から2005年のNHLロックアウトを経て2005年8月、ダックスはスーパースターのスコット・ニーダーマイヤー (Scott Niedermayer)を獲得した。所属していたニュージャージー・デビルスは労使交渉を経て2005年に設置されたサラリーキャップ内での、提示できる最大額を提示したが、弟のロブ (Rob)がダックスに所属していたので「Robと一緒にプレーしたい」ということで、デビルスに比べ条件の悪いダックスの提示に同意した。キャプテンが決まっていなかったダックスは即彼をキャプテンに指名した。同じくこの月にはニーダマイヤーの獲得のほかにもうひとつアナハイムを喜ばせる事件が起きる。かつてのアナハイムの主力のひとり、ティーム・セラニのアナハイム復帰が発表された。2005-2006シーズンは上記の補強に加え新人のライアン・ゲツラフ、コリー・ペリーとダスティン・ペナーの通称「キッド・ライン」の活躍もありウエスタン・カンファレンス6位で2006年プレイオフの出場を果たす。2006年プレーオフでは1回戦では第7戦までもつれながらカルガリー・フレームズを撃破、準決勝ではコロラド・アバランチをスイープで勝ちあがり久々のカンファレンス・ファイナルへ進むがカンファレンス・ファイナルではエドモントン・オイラーズに1-4で敗れスタンレーカップ決勝へは進めず。しかし来シーズンに期待が持てるチームになりつつあるのを実感したシーズンとなった。 また2005年2月に、ブロードコム社の共同創業者でありカリフォルニア州アーバイン在住のヘンリー・サミュエリ (Henry Samueli) が、チームをウォルト・ディズニー・カンパニーから買収する契約に調印。身売りの噂は真実のものとなりディズニーはこれで野球のアナハイム・エンゼルスに引き続きアナハイム・マイティダックスも手放してプロスポーツの運営から撤退した。新オーナーのサミュエリは買収にあたり、アナハイムからのチーム移転を否定、マイティダックスのアナハイム残留が決まった。
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