ポコアポコイエロー【ポコアポコイエロー】(草花類)
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登録番号 | 第5598号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | オンシジウム | |
登録品種の名称及びその読み | ポコアポコイエロー よみ:ポコアポコイエロー |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 栃木県 | |
品種登録者の住所 | 栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 和久井隆 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「Oncidium flexuosum」に「Ionopsis gigante」を交配して選抜,育成されたものであり,花は浅黄の地色に暗赤紫の斑が入り,リップは心形で浅緑黄の地色に基部の部分に暗赤紫のぼた斑が入る切り花及び鉢物向きの中型種である。 株の大きさは中,草姿は斜上,ぎ球茎の正面の形は卵形,平面の形は長楕円形,溝の有無は無,高さは26~50mm ,長径は11~20mmである。葉の正面の形は広線形,横断面の形はⅣ型,下垂性は弱,長さは短,幅はやや狭,表面の色は緑,全葉数は5枚である。花序の型は総状,分枝回数は2回,無限花序の性質の強さは無,花序の長さはやや長,幅は中,花数はかなり多,花茎の色は紫褐,抽出方向は斜上,強さは中,花型は平,距の有無は無,花の横径及び縦径はかなり小,花全体から受ける花色は黄である。ドーサル・セパル正面の形は線状披針形,先端の形は漸鋭先形,長さはかなり短,幅はかなり狭,ラテラル・セパル正面の形はその他,先端の形は漸鋭先形,長さはかなり短,幅はかなり狭,ペタル正面の形は広線形,先端の形は微突形,ねじれ及び周縁の波うちは有,長さはかなり短,幅はかなり狭である。リップ正面の形はⅢ型,先端の形は心形,側裂片の大きさは極小,長さは短,幅は狭である。ドーサルセパル及びラテラルセパルは浅黄(JHS カラーチャート2504)の地色に暗赤紫(同9510)の細かい斑点が入る,ペタルは浅黄(同2504)の地色に暗赤紫(同9510)の胡麻斑が入る,リップは浅緑黄(同2904)の地色に基部の部分に暗赤紫(同9510)のぼた斑が入る。花の香りは無,開花期は四季である。 「Oncidium flexuosum」と比較して,ぎ球茎の高さが低いこと,リップ先端の形が心形であること,ドーサルセパル,ラテラルセパル及びペタルの地色が浅黄であること,リップの地色が浅緑黄で基部の部分に暗赤紫のぼた斑が入ること等で,「Ionopsis gigante」と比較して,株の大きさが大きいこと,ぎ球茎の正面の形が卵形であること,葉の正面の形が広線形であること,葉表面の色が緑であること,全葉数が多いこと,ドーサルセパル,ラテラルセパル及びペタルの地色が浅黄であること,リップの地色が浅緑黄で基部の部分に暗赤紫のぼた斑が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,栃木県農業試験場において,平成2年に「Oncidium flexuosum」に 「Ionopsis gigante」を交配し,4年に開花株の中から花色の異なる株を選抜,以後,増殖を行いながら選抜と特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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