ペティット猛襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/14 05:59 UTC 版)
「1957-1958シーズンのNBA」の記事における「ペティット猛襲」の解説
後がなくなったセルティックスは第7戦、ラッセルが足を引きずりながらもコートに戻ったが、この日ホークスのエース、ボブ・ペティットがプレーオフ史上に残る圧倒的なパフォーマンスを披露する。前半だけで19得点をあげたペティットの活躍で、第3Qまではホークスがリードを保っていた。しかし第4Qに入るとセルティックスが反撃に打って出、86-84と逆転を果たされると、ここからペティットの類稀な得点能力が爆発。セルティックスのダブルチーム、トリプルチームをものともせず、ホークスの最後の21得点のうち18得点をあげる活躍をし、再びホークスのリードを奪い返した。108-107とその差は僅か1点で迎えた試合時間残り16秒。逆転に一縷の望みを託すセルティックスはペティットにディフェンスを集中させた。シュートはフリーとなったスレーター・マーティンが打ったが、これはリムに弾かれた。このリバウンドを抑えればセルティックスの逆転の可能性が出てくるが、このボールをペティットがティップショットで見事にゴールに押し込み、セルティックスの希望を断ち切った。最終的には110-109でホークスが勝利し、前季のリベンジを果たすとともにホークスの初優勝を決めた。ペティットがこの日積み上げた50得点の記録は、当時のプレーオフ記録となった。 この年の優勝が、2008年現在までホークスにとっての唯一の優勝となっている。ホークスとセルティックスは、1年を置いて1961年のファイナルにて三度相見える。 表 話 編 歴 セントルイス・ホークス 1957-58NBA優勝9 ボブ・ペティット | 11 ジャック・コールマン | 12 ウォルター・デイビス | 13 チャック・シェア | 15 ウィン・ウィルフォング | 16 クリフ・ヘイガン | 17 メド・パーク | 19 フランク・セルヴィ | 20 エド・マコーレー | 21 ジャック・マクマホン | 22 スレーター・マーティン | コーチ:アレックス・ハナム
※この「ペティット猛襲」の解説は、「1957-1958シーズンのNBA」の解説の一部です。
「ペティット猛襲」を含む「1957-1958シーズンのNBA」の記事については、「1957-1958シーズンのNBA」の概要を参照ください。
- ペティット猛襲のページへのリンク