べにまさり【ベニマサリ】(食用作物)
登録番号 | 第12964号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | べにまさり よみ:ベニマサリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山川理、佃和民、園田忠弘、日高操、熊谷亨、吉永優、甲斐由美、石黒浩二 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型はやや匍匐で、葉は心臓形、いもの皮色は赤、肉色が淡黄の食用向きの品種である。草型はやや匍匐、草勢はやや強、巻つる性は無、草高はやや高、茎色及び節色は無、茎の太さはやや太、茎長、分枝数、節間長及び茎の毛茸は中、頂葉色は淡緑、葉色は緑、葉形は心臓形、葉の大小は中、葉脈色は無、蜜腺色は微である。藷梗の長さは中、強さはやや強、いもの形状は紡錘形、大小は中、皮色の基本色は赤、補助色は無、皮色の濃淡は中、分布は均一、肉色は淡黄、条溝は微、皮脈は無、外観はやや上、萌芽伸長の遅速はやや早、萌芽の多少及びアール当たり上いも重はやや多、カロチンの多少は無、黒斑病抵抗性はやや強、ネコブセンチュウ抵抗性は中である。「高系14号」と比較して、葉形が心臓形であること、いもの皮色(補助色)が無いこと、黒斑病抵抗性が強いこと等で、「ベニオトメ」と比較して、節色及び葉脈色が無いこと、いもの肉色が淡黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に農林水産省九州農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、鹿児島県指宿市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その後、同場(宮崎県都城市)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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