プレーヤーズベンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:06 UTC 版)
両チームの選手、コーチなどの控え場所で、一塁、三塁のファウルグラウンド外側に設けられる。公認野球規則2.05には「ホームクラブは、各ベースラインから最短25フィート(7.62メートル)離れた場所に、ホームチーム及びビジティングチーム用として、各一個のプレーヤーズベンチを設け、これには左右後方の三方に囲いをめぐらし、屋根を設けることが必要である」とある。グラウンドよりも低い位置に設けられたものを「ダッグアウト」(dugout)、グラウンドと同じ高さに設けられたものを「ベンチ」(bench)と呼ぶ。プロ野球球場では、観客席を設ける関係でグラウンドよりも低いダッグアウトが多い。 公認野球規則にはどちらをホームチーム側とするといった規則はない。 日本のプロ野球では一塁側をホームチーム、三塁側をビジターチームが使うことが多いが、利便性を考慮する場合がある(QVCマリンフィールドでは一塁側の屋根にのみロッテと千葉ロッテマリーンズのロゴが描かれている。一方西武ドームと楽天Koboスタジアム宮城では逆に三塁側がホームチームで、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスとファンはこちらに陣取る)。2011年現在、ホームチームが三塁側を使用するのは日本ハム、楽天、西武の3チームである。また、各球団の二軍の本拠地は選手寮に隣接しているものが多く、そのため選手寮に近い方をホームチームが使用することが多い。メジャーリーグの球団ではバラバラで、参加30チームのうち12チームが三塁側ホームである。韓国のプロ野球は参加10チームのうち2チームが三塁側ホームである。
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