ブレーキ摩擦材とは? わかりやすく解説

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ブレーキ摩擦材

英語 brake friction material

ブレーキシューあるいはブレーキパッド構成部品で、ドラムあるいはディスク直接接触して制動力発生する部品摩擦材に要求される基本的な性能(1)摩擦係数適度に高く、各使用条件安定していること、(2)十分な機械的強度をもち、発生する熱に強いこと、(3)寿命長く、かつ相手部材損傷与えないこと、(4)ブレーキ鳴きジャダーなどの摩擦振動起こしにくいこと、などがあげられる摩擦材の種類有機系摩擦材無機系摩擦材があり、自動車用のブレーキ摩擦材は大半前者である。有機系摩擦材繊維基材各種添加材料加え熱硬化樹脂結合した複合材料である。以前石綿(アスベスト)がおもな基材であったが、発がん性疑いがあるため製造禁止となった石綿に代わって、アラミド繊維無機繊維使ったノンアスベスト摩擦材が主流になり、また欧米ではスチール繊維使ったセミメタリック系摩擦材も多く使われている。無機系摩擦材は、焼結合金主流で、2輪車新幹線航空機使われているが、自動車用には採用されていないレーシングカーには、高温での耐フェード性向上と軽量化目的として炭素繊維強化材料(CCコンポジット)が、パッドおよびローター使われている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。



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