ブルー・マーダーとは? わかりやすく解説

ブルー・マーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 04:44 UTC 版)

ブルー・マーダー
出身地 イングランド
ジャンル
活動期間 1987年 - 1994年
レーベル
旧メンバー

ブルー・マーダー英語: Blue Murder)は、1987年5月に結成され、1989年にデビューしたハードロックバンドジョン・サイクスを中心に結成された。

歴史

バンド結成

ホワイトスネイクに在籍していたジョン・サイクスを中心に、同じく元ホワイトスネイクのコージー・パウエル、元オジー・オズボーンバンドのフィル・スーザンというラインナップで始動。結成初期にフィル・スーザンが脱退、後任として元ザ・ファームトニー・フランクリンが加入。ボーカルとして当初トニー・マーティンが参加するもブラック・サバスへ加入してしまったため、代わりにレイ・ギランが加入。4人体制で曲作りやデモ作りを行うが、今度はギランがマネージメントの意向により解雇。その後キング・コブラのマーク・フリー、トライアンフのリック・エメットと二転三転するが、パウエルがそのやり方に疑念を抱き、後任のボーカルが見つからないこともあってバンドに業を煮やし脱退してしまう。結局ボーカルはサイクス自身が取り、後任ドラマーとしてカーマイン・アピスが加入。ここにサイクス+フランクリン+アピスのトリオ編成が確定する。

デビューから解散まで

こうしてバンドは1989年にアルバム『ブルー・マーダー』でデビューを飾る。リーダーであるサイクスは、800万枚を売り上げ、×8プラチナムとなったアルバム『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』の立役者であり、そのサウンドを継ぐアルバムとしてレコード会社は多大な期待を寄せた。しかしツアーは盛況であったものの、アルバムは期待に程遠い売り上げとなってしまう(米69位、英45位)。なお、初来日公演では、ホワイトスネイクの「スティル・オブ・ザ・ナイト」、ザ・ファームの「クローサー」、ロッド・スチュワートの「ホット・レッグス」といった、メンバー3人が過去に関わってきた曲も演奏された。

ツアー後、次作へ向けてレコーディングを行うが、いつまでもアルバムは完成せず、バンドに限界を感じたアピスとフランクリンは1992年に脱退。新たにマルコ・メンドーサ、トミー・オスティーンが加入する(一時期アンダース・ヨハンソンもいたという。さらにボーカル/サイドギターとしてケリー・キーリングの名も一時連なっていた)。そしてアルバム『ナッシング・バット・トラブル』を発売。しかし日本でオリコン6位まで上昇した他は大きなリアクションもなく、イギリスでの短いプロモーションと日本でのライブをもってバンドを解散させる。その後はメンバーはそのままにサイクスのソロ・プロジェクト『サイクス』へ移行していった。

解散後の動き

2004年初頭、ブルー・マーダー来日公演がアナウンスされ、オリジナル・ラインナップでの再結成実現がにわかに期待された。しかしメンバー自身がブルー・マーダー名義であることを知らされておらず、単なるツアー成功のための仕込みであったことが判明する。実際のショーの内容もブルー・マーダーに捕らわれずにジョン・サイクスの歴史を振り返る集大成的なものになった。なお、この模様はジョン・サイクス名義でライブ・アルバム『バッド・ボーイズ・ライヴ!』として発表された。

2007年2月11日のニューヨークのラジオ番組でエディ・トランクが「ブルー・マーダーがオリジナルメンバーでの再結成に向けて動き出している。」と語ったことから再結成話が再燃したが、メンバーは明らかに別スケジュールで動いており実現する様子はない。

ラインナップ

1989年~1992年
1993年~1994年
  • ジョン・サイクス John Sykes - ギター、ボーカル
  • マルコ・メンドーサ Marco Mendoza - ベース
  • トミー・オスティーン Tommy O'steen - ドラム
  • ニック・グリーン Nick Green - キーボード
2004年
  • ジョン・サイクス John Sykes - ギター、ボーカル
  • マルコ・メンドーサ Marco Mendoza - ベース
  • トミー・アルドリッヂ Tommy Aldridge - ドラム
  • デレク・シェリニアン Derek Sherinian - キーボード

ディスコグラフィ

来日公演

脚注

  1. ^ a b DeFreitas, Robert. Blue Murder | Biography & History - オールミュージック. 2021年1月17日閲覧。

関連項目

ステージ・ドールズ - ツアーに帯同

外部リンク


ブルーマーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/08 03:07 UTC 版)

姫川玲子シリーズ > ブルーマーダー
ブルーマーダー
Blue Murder
著者 誉田哲也
発行日 2012年11月20日(単行本)
2015年6月20日(文庫本)
発行元 光文社
ジャンル 警察小説推理小説
日本
言語 日本語
形態 四六判ハードカバー
前作 感染遊戯
次作 インデックス
公式サイト www.kobunsha.com
コード ISBN 978-4-334-92855-1
ISBN 978-4-334-76918-5(文庫本)
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

ブルーマーダー』は、誉田哲也の警察小説。姫川玲子シリーズ第6作。

光文社の『小説宝石』で2012年1月号から同年9月号まで連載された。2012年11月16日に単行本[1]2015年6月11日に光文社文庫版が発売された[2]

ストーリー

登場人物

警視庁池袋署

姫川 玲子
池袋署刑事課強行犯捜査係担当係長 警部補
大迫 隆也
池袋署刑事課強行犯捜査係統括係長 警部補。玲子の上司。
東尾
池袋署刑事課長 警視
高津
池袋署組織犯罪対策課長 警視。
江田
池袋署生活安全課保安係 巡査部長
大竹 慎吾
池袋署西口交番 巡査部長。
佐野
池袋署鑑識係担当係長。
須山
池袋署鑑識係 巡査部長。
相馬
池袋署副署長。
山井
池袋署署長。

警視庁千住署

菊田 和男
千住署刑事組織犯罪対策課組織犯罪係 巡査部長。
加山
千住署刑事組織犯罪対策課組織犯罪係 統括係長。
保科
千住署刑事組織犯罪対策課組織犯罪係。
永瀬
千住署刑事組織犯罪対策課組織犯罪係。

警視庁他

勝俣 健作
捜査一課殺人犯捜査五係(勝俣班)主任 警部補。
麻井 憲介
捜査一課特殊班二係長 警部。
安東 智寛
組織犯罪対策第四課(組対四課)課長 警視正
明石
組対四課暴力犯捜査四係長。
三浦
組対四課管理官。
下井 正文
中野署刑事組織犯罪対策課・暴力犯捜査係担当係長 警部補。以前は組対四課の主任を務めていた。
新沼
中野署刑事組織犯罪対策課 統括係長。
平間 敏郎
本富士署刑事生活安全組織犯罪対策課強行犯捜査係 警部。下井の元上司。
菊田 梓
菊田の妻。旧姓:野崎。菊田との結婚を機に高輪署刑事課強行犯係に異動。
井岡 博満
三鷹署刑事組織犯罪対策課強行犯捜査係 巡査部長。
國奥 定之助
東京都監察医務院監察医。 

その他

木野 一政
元警察官。下井とつながりがある。茅場からは「マサ」と呼ばれている。
青いベネチアンマスクをつけて出没することから、周囲から「ブルーマーダー」と呼ばれている。
茅場 元
元鳶職。木野と行動を共にしている。木野からは「おやっさん」と呼ばれている。
岩渕 時生
脱走犯。茅場組で隠れているところに、木野たちに見つかって以降は彼らと行動を共にしている。
谷崎
暴力団庭田組若頭。
白井 佳久
暴力団庭田組若頭補佐。
諸田 勇造
暴力団二代目道栄会若頭、初代暴力団諸田組組長。
河村 丈治
暴力団庭田組組長。二代目道栄会筆頭若頭補佐。
飯島 崇之
新東京連合の元幹部。
小池 隆仁
新東京連合の元幹部。
笠井 重則
新東京連合の元幹部。
王 勝義
在日中国人暴走族「主華龍(スカル)」の元メンバー。
林 文夫
在日中国人暴走族「主華龍(スカル)」の元メンバー。
狩野 泰惠
小料理屋「かのう」 女将。諸田勇造の腹違いの妹。

テレビドラマ

姫川玲子シリーズを原作とした2019年4月期放送の連続ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ木曜劇場枠)の第10話(6月13日放送)と第11話(6月20日放送)にてドラマ化された[3]

オーディオブック

2023年1月2日より、audiobook.jpで配信された[4]。ナレーターは行成とあ[4]

脚注

  1. ^ ブルーマーダー 誉田哲也|フィクション、文芸”. 光文社. 2024年5月17日閲覧。
  2. ^ ブルーマーダー 誉田哲也|光文社文庫”. 光文社. 2024年5月17日閲覧。
  3. ^ “要潤が仮面の男“ブルーマーダー”役で「ストロベリーナイト・サーガ」出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年6月5日). https://natalie.mu/eiga/news/334249 2024年5月17日閲覧。 
  4. ^ a b audiobook.jp [@audiobook_jp] (2023年1月2日). "2023年1月2日 15:00のツイート". X(旧Twitter)より2024年5月17日閲覧

外部リンク





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