ブルックリン橋と死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 03:06 UTC 版)
「ジョン・ローブリング」の記事における「ブルックリン橋と死」の解説
1867年、ローブリングはそのブルックリン橋の設計に取りかかった。ブルックリン橋はニューヨークのイースト川に架かる、マンハッタン島とブルックリン区を結ぶ橋で、いまでも供用中である。1869年のある日、ローブリングはドックの端に立ち、どこに架橋すべきかを考えていた。その時、ドックに到着した船がその足に当たり、大怪我をしてしまう。爪先を切断することになったが、彼はそれ以上の医療手当を拒み、以降の治療をウォーターセラピー(傷口に水を流し続けること)のみで行った。病院にいたときも、ローブリングは日々の進捗を求め、生じた問題の解決にあたった。だが彼はウォーターセラピーが原因で破傷風に罹患し、事故から24日後に死去した。 活加重と死荷重を発見したローブリングは、メインケーブルにかかる荷重とハンガーロープにかかる荷重とを分けた。それぞれの荷重に安全マージンを加えるというアプローチが、応力を与えられた構造物に対する十分な、誤りのない解析を可能にした。
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