ブリーフケースの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 23:59 UTC 版)
「ブリーフケース」の記事における「ブリーフケースの種類」の解説
アタッシェケース/アタッシュケース 革やアルミニウムでできた箱形のブリーフケースのこと。「アタッシェ」はフランス語、英語読み、「アタッシュ」は慣用に由来し、日本語としてはどちらの表記も用いられる。 抱鞄(かかえかばん) ビジネス用途で書類入れとして用いられた鞄。抱えて持つことが多かったが、大正時代半ばから手提げ式が多くなる。学生鞄としても広く用いられていたが、学生用としては衰退気味であり、一部の中学生や高校生が用いているのみである。 学生鞄 学生が持つ登下校用の鞄をいう。なかでも、革製の抱鞄を狭義ではさす。ただし、弁当や辞書、たくさんの教科書やノートを運ぶのには向いていないうえ、スポーツ用具などを入れておけないことから、あまり使われなくなった。 ダレスバッグ 側面が山形で容量が多く、上部を口金で止めるビジネス鞄。ダレスバッグの名はジョン・フォスター・ダレスにちなむ。ドクターズバッグ ダレスバッグを大きくしたもので、聴診器や注射器を入れるための厚めの鞄。 ハンディケース 持ち手やベルトなどが付いておらず、直に手で持つ鞄。 フライトケース 上部を重ねて閉じる手提げ鞄。機長が職務に必要な物を入れて持ち歩き、機内では操縦席の脇に置いて使う。 狭い機内で場所を取らずに取り出せるよう、開閉口が上部に設けられている。ただし、携行したまま開閉口を開けないため、その用途は限られる。有視界飛行が主だった時代に航空図を入れておき、参照することに用いられた。パイロットのスマートなイメージから流行していたが、上記のような使い勝手の悪さからあまりビジネスバックとしては使われなくなった。パイロットが用いるものは奥行きが深いが、ビジネスで用いられる場合はアタッシェケースの大きさに近いものが使われる。 フォッリョケース、フォリオケース (folio case) 引っ込めることができる持ち手のついたポルトフォッリョ。 ビジネスバッグ 広く、一般的なビジネスパーソンが使用する鞄の総称。 ポルトフォッリョ、ポートフォリオ (portfolio) 持ち手のないブリーフケース。由来はイタリア語の portare(ポルターレ、運ぶ)と foglio(フォッリョ、紙、書類)。かつて商店の店員が、掛け金を回収するのに現金を入れて携行することに使われた。 ミュージックケース 楽譜を入れるために用いていた鞄。
※この「ブリーフケースの種類」の解説は、「ブリーフケース」の解説の一部です。
「ブリーフケースの種類」を含む「ブリーフケース」の記事については、「ブリーフケース」の概要を参照ください。
- ブリーフケースの種類のページへのリンク