ブリスベン市の人口構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 21:54 UTC 版)
「ブリスベン」の記事における「ブリスベン市の人口構成」の解説
2006年の国勢調査ではブリスベン市の人口は956,130人であった。このうちオーストラリア市民権所持者は806,379人(84.3%、オーストラリア平均86.1%)、海外生まれは229,173人(24%、同23.8%)、オーストラリア先住民は12,938人(1.4%、同2.3%)であった。また海外生まれのうち、英語圏出身者は97,168人(10.2%)、英語圏以外の出身者は132,005人(13.8%)であった。 1987年までブリスベン南部の地区のワコール(Wacol)にワコール移民局があったため、ブリスベン南部に海外生まれ人口が多い地域が集中した。2001年から2006年の間にブリスベン市の人口は89,801人増加し、うち海外生まれの人口は31,431人であり、かつ英語圏以外の出身者が21,984人を占める。 ブリスベン南部の地区であるサニーバンク(英語版)は東アジア出身者の多いサバーブの一つであり、41.5%が海外生まれである。英語圏出身者別(7.6%)ではニュージーランド(3.5%)、イギリス(3.4%)、英語圏以外(33.9%)では中国本土(8.6%)、台湾(7.3%)、香港(2.3%)であった。ブリスベンはオーストラリア国内で最も台湾系移民が多い地域である。中華街のあるフォーティテュード・ヴァリーにおける中国本土出身者の割合は1.6%であり、ブリスベンにおける中国本土出身者(1.0%)に比べるとわずかに多いが、サニーバンクに比べると少ない。サニーバンクには中国系レストランも多くあり、そのためサニーバンクとその周辺は‘本当の中華街’、‘台湾街’などと言われることがある。また、ベトナム人は南部のイナラ(14.3%/海外出身者33.8%)やダラ(15.2%/同40.8%)周辺に多い。 インナーサバーブ南部は、ギリシア人やイタリア人を中心に南ヨーロッパ出身者が多い。シティー周辺にはセルビア人、ボスニア人、クロアチア人、インド人、パキスタン人、南アフリカ人、フィジー人などが多い。
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