ブラーク王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 16:02 UTC 版)
ムーレイ2世 中東にあるブラーク王国の王。東をイラン、西をシリア、北をトルコ、南をイラクに囲まれた小国を統治し、民を導こうと心を砕いていた。 血の繋がりの無い父ナシオナルに恋い焦がれ窶れるキャシーを見かねて、王家秘蔵の媚薬を渡して彼女の妊娠の原因を作ったため、ナシオの怒りを買ってしまう。その子を非嫡子にしないためにキャシーを正妃として娶った。国と国民のために努力を重ねるも、目先の反米感情しか頭にない国民の暴動に激高し、衛星放送で「好きで王様をやっていた訳じゃない! そんなに辞めて欲しいなら辞めてやる!!」という捨て台詞を退位宣言とし亡命後に正式に退位した。その後、スミス家の牧場の責任者になった。元々馬の交配が趣味で、国王時代も王室専用の牧場で馬に愛情を注いでいた。 イスラフィール ブラーク王国の王太子。ムーレイ2世の息子。ジェニーらとの交流の中で人間的な成長を見せている。 リトル・ヴィクトリアに想いを寄せており、それとは伝えずダイヤモンドのペンダントを水晶として送り求婚した。返事はリトル・ヴィクトリアがダイヤモンドだと気づいた時にだと、密かにダイヤモンドだと察したジェニーにだけ伝えた。「炎の月」最終巻ではかなりしっかりした青年に成長しており、国の状勢を考えフューチャーにアース・ラシドを亡命させてくれるよう頼んだ。完結巻では少し登場するも直接的な発言はなく、父ムーレイの口から、オックスフォード大学に留学しリトル・ヴィクトリアと婚約した近況が語られた。 アース・ラシド 血縁上はナシオナルとキャシーの子であり、ジェニーの異母弟また甥でもある。しかし、表向きにはムーレイ2世とキャシーの子でありイスラフィールの異母弟。出自を知らないため、ムーレイを父だと信じて疑わない。 ナシオナルと同じく黒髪に緑色の瞳をしている。後に実父であるナシオナルと会った後は意気投合し、認知はされなかったものの伯父ローリーの養子となる事が決定した。 物心つく前に母を亡くしたせいか母の面影を追い求めているマザコンの一面があり、母キャシーの顔立ちを色濃く受け継ぐ従妹スウに一目惚れするも、レッド一筋のファザコンな彼女には全く相手にされなかった。
※この「ブラーク王国」の解説は、「ジェニー・シリーズ」の解説の一部です。
「ブラーク王国」を含む「ジェニー・シリーズ」の記事については、「ジェニー・シリーズ」の概要を参照ください。
- ブラーク王国のページへのリンク