フィルム動画および映画におけるサウンドトラック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 01:25 UTC 版)
「サウンドトラック」の記事における「フィルム動画および映画におけるサウンドトラック」の解説
サウンドトラックは、元来はトーキーが実用化された際、フィルムの長手方向に画像コマとは独立に設けた音声用トラックを指した技術用語である。台詞・効果音・BGMなどが含まれ、上映に際して再生される。この方式を使って公開された最初の映画は、1926年公開のフライシャー・スタジオ製作の映画『なつかしいケンタッキーの我が家』である。 サウンドトラックには、「光学式・磁気式」があり、光学式の中にさらに「面積式・濃淡式」がある。また両方式を通じて「モノラル・ステレオ」の種別がある。 歴史的には、光学式の中では濃淡式が古く、面積式が新しい。光学式と磁気式では、光学式が古く、磁気式が新しい。また、もちろんモノラルが古く、ステレオは後に登場した。世界初のステレオ映画は1940年公開の『ファンタジア』で、映写フィルムとは別にもう1本、光学式で4トラック音声記録されたフィルム(左、中、右のスピーカーともう1つは同期信号)を用意し、上映した。 業務用途では、ニュース取材を中心としたシングル方式同時録音(別の録音機を使用せずフィルムに録音する方法)で、磁気式が多く使われた(例、キヤノン製16mmスクーピック)。また、8mmフィルムのサウンドトラックは、一般的に使われていた物のほとんどは磁気式であった(注:市販用のプリント物では8mmでも光学録音は使われている。光学同時録音の機器も1機種存在するが、こちらはあまり一般的ではなかった)。
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