フィルム上のサウンドトラックの特徴と問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 21:40 UTC 版)
「サウンドトラック」の記事における「フィルム上のサウンドトラックの特徴と問題点」の解説
フィルム上に置かれるサウンドトラックについては、光学式・磁気式のいずれも、画像部分とサウンド部分にずれが生じている。これは、画像は上映時に間歇的にフィルムを止めてシャッターを介して光を当てて使うのに対し、サウンドトラックは連続的にフィルムを流して等速で読み取る必要があるためである。一般にサウンドトラックが先行しており、どの程度先行するかはそれぞれの規格によって異なる。たとえば16mm映画の場合、光学式では26駒分、磁気式では28駒分、先行させることになっている。 このことは、完成品の映像については全く問題にならないが、撮影時に同時録音した素材を編集する場合には障害となる。同時録音した素材を編集すると、それぞれの規格で定められた分だけ、音が先に切り替わるという現象が生じるためである(「音先行」といって、音を先に切り替え映像をあとから切り替えるという編集スタイルはあるが、全ての編集点でその方法が使えるわけではない)。
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