パワーユーザーによる各種拡張カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 04:03 UTC 版)
「X68000」の記事における「パワーユーザーによる各種拡張カード」の解説
パワーユーザーによる拡張ボード開発の歴史は古く、極初期にはMacintosh互換ボードが一部のユーザーの間で開発された。これはSCSI拡張ポートやAppleTalk (RS422) ポートなどを含んだ本格的な物で、Macintosh用の多くのソフトウェアが動作したが、ROMを実機からコピーして流用するなど著作権上の問題があり、本格的に発売、流通されることはなかった。その後、『Oh!X』が休刊した1995年頃から、ユーザーが拡張ハードを自主製作することが本格的に行なわれるようになった。 Mercury Unitの作者が、『美少女戦士セーラームーン』の登場人物であるセーラーマーキュリー役の声優・久川綾の声を高音質で録音・再生することを目的としてMercury Unitと命名したことに由来し、慣習的に太陽系の惑星の名称が付けられることが多くみられた。 Mercury Unit (PCM) Neptune-X(ISA用EtherNetカード接続アダプター) Nereid(LAN+USB+Memory統合拡張ボード X-PowerStation製作) Jupiter-X(X68000用68040 / 68060アクセラレーター) Venus-X(X68030用68030アクセラレーター+セカンドキャッシュメモリー) 040turbo(X68030用68040アクセラレーター) ビデオキャプチャーユニット キーボード変換機 などが実際に作られ、040turboが計測技研から、一部変更が加えられたMercury Unit(Version4)が、まーきゅりーゆにっととして満開製作所から、製品として販売されている。 本体を作ろうとする試みもあったが結局、完成には至っていない。
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