パテントスチル(ぱてんとすちる)
連続式蒸留機の簡単なもの。アイルランドの酒税監視官であったコフィ(A.Coffey)の1831年の特許(ぱてんと)で、アルコールの連続蒸留への道を開いた。二本の蒸留塔からなる簡単な装置で、得られたアルコールは純粋ではなく多少の原料風味を残すため、かえって蒸留酒の蒸留に多用され、製造の合理化、酒質のソフト化に貢献した。コフィがこれを発明した当時、スコッチ・ウイスキーは麦芽税、アルコール消費税の強化により、業界は生産費の削減を迫られていたが、この装置によって麦芽以外のデンプン質原料を使用したグレーン・ウイスキーの大量生産が可能となり、1850年代にスコットランドで在来のモルト・ウイスキーにグレーンを調合したブレンド・ウイスキーが誕生した。
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