パイソンズ40周年記念・ロンドン公演
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「モンティ・パイソン ノット・ザ・メシア」の記事における「パイソンズ40周年記念・ロンドン公演」の解説
2009年10月23日に、モンティ・パイソンの「ルビー・ジュビリー」("Ruby Jubilee"、40周年)を記念して、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで公演が行われた。 脚本を担当したエリック・アイドルの呼び掛けに応え、パイソンズのマイケル・ペイリン、テリー・ジョーンズ、テリー・ギリアムがこの公演に参加している。また、「7人目のパイソン」としてテレビシリーズ『空飛ぶモンティ・パイソン』に出演していた、キャロル・クリーヴランド、ニール・イネスもゲスト出演した。一方で、同じくパイソンズだったジョン・クリーズは公演に参加していないほか、『ライフ・オブ・ブライアン』でタイトル・ロールとして主演したグレアム・チャップマンは、既に逝去している。 再演されたのは、90分フルバージョンの作品である。制作はジェフ・フォルクスで、オーブリー・パウエルが監督を務めた。この再演に関して、アイドルはインタビューで「こんな大きなスケールでバカになれるなんて滅多に無いよ」と答えている。 アイドルとマーサーは自分の役を引き継いだが、他のソリストはブライアン役にテノールのウィリアム・ファーガソン、マンディ役にメゾソプラノのロザリンド・プラウライト(英語版)、レッジ役にクリストファー・パーヴィス(英語版)と、全員が交代した。演奏団は、ジョン・デュ・プレ指揮のBBC交響楽団・合唱団(英語版)が務めた。『神の子』と『Always Look on the Bright Side of Life』中には、ロイヤル・スコッツ・ドラグーン・ガーズ(英語版)のバグパイパーによる演奏がある。 演出・音楽を担当したジョン・デュ・プレは、ロンドン公演に向けて、曲のアレンジを変更したり尺を伸ばしたりしたと、メイキングで語っている。 ペイリンが『木こりの歌』を歌うシーンでは、カナダの騎馬警察として、パイソンズの元制作協力者で音楽プロデューサーだったアンドレ・ジャックマンや、コメディアンのサンジーヴ・バスカー(英語版)がコーラスに加わっている。衣装デザインは、長年パイソンズの衣装を手掛けたヘイゼル・ペシグが務めた。この公演は、テレビ放送とDVD発売用に録画され、BBC Radio 3(英語版)では、2010年元旦に放送された。
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