バレーボール (任天堂)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 18:15 UTC 版)
ジャンル | スポーツゲーム |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
開発元 | 任天堂開発第一部 パックスソフトニカ |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 宮本茂 |
ディレクター | 本谷浩明 |
デザイナー | 本谷浩明(Sub-橋下友茂) |
音楽 | 近藤浩治 |
人数 | 1 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | ![]() ![]() ![]() |
発売日 | ![]() ![]() ![]() |
対象年齢 | ![]() ![]() ![]() |
売上本数 | ![]() ![]() |
その他 | 型式:![]() ![]() |
『バレーボール』は、1986年7月21日に任天堂から発売された、ファミリーコンピュータ ディスクシステム(ディスクシステム)用ゲームソフトである。各ゲーム雑誌の告知でロムカセット版の発売予定もあったがこちらは発売中止となっている。
1986年にパックスソフトニカ(Pax Softnica)から発売されたMSX用バレーボールゲームソフト『アタック・フォ-』とその移植ゲームであるファミコン版(開発途中のもの)が任天堂に持ちこまれて採用され、その後『任天堂バレーボ-ル』として発売された[3]。
移植元の原作ゲーム『MSXアタック・フォー』は、2024年11月に、ゲームインパクトのプロデュースにより、ハビットソフトから復刻版がリリースされた。
また、原作権、移植許諾権は、譲渡も放棄もされておらず、『MSXアタック・フォー』の開発者個人に属している[3]。
概要
タイトル通り、バレーボールをプレイし勝敗を競う。ファミリーコンピュータ初のバレーボールゲームで、1人用プレイでは日本のチームを操り世界の強豪チームと戦う(海外製NESカセット版ではアメリカのチームが主人公になる)。登場するキャラクターは男子と女子の選択であるが、宣伝のチラシなどでは女子のイラストが前面に押し出されていた。なお、男子リーグでは女子リーグより球のスピードが速い。
登場チームは日本も含めた8ヶ国で、1986年当時のゲームのため現在では存在しないソ連が参加している。参加国は日本、韓国、中国、アメリカ、ソ連、ブラジル、キューバ、チュニジアである。
なお、コンピューターが操る強さは、強い方からソ連、中国、アメリカ、キューバ、ブラジル、韓国、チュニジアの順になっている。
2人で対戦することもでき、その場合好きな国のチームを選ぶことができる。
ディスクライターでの累計書き換え回数は第2位を記録する[4]。
2014年3月12日からはWii U版バーチャルコンソール(VC)用ソフトとして配信中(かつて2007年8月21日から2019年1月31日まで、Wii版VC用ソフトとしても配信されていた)。
ゲーム内容
システム
バレーボールのルールは基本的には大きく変更はないが、発売当初からルールがいくつか変更されているため、現在から見れば同じバレーボールでも別物となっている。ここでは、基本的なルールの変更点を挙げる。
- サーブ権がある時に攻撃を決めると1点獲得(旧)→サーブ権の有無に関わらず攻撃を決めると1点獲得(現在)
- 15点取ると、1セット獲得(旧)→25点取ると、1セット獲得(現在)
- サーブがネットに触れたら、サーブ権は相手チームに移る(旧)→サーブがネットに触れた時も、プレイが続行される(現在)
など。 ※以上、任天堂バーチャルコンソールの公式サイトの解説より引用。
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | バレーボール | ![]() ![]() ![]() |
Wii | 任天堂開発第一部 パックスソフトニカ |
任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | - | 2019年1月31日配信・販売終了 |
2 | バレーボール | ![]() ![]() ![]() |
Wii U | 任天堂開発第一部 パックスソフトニカ |
任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | - | |
3 | ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online | ![]() ![]() |
Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | - | - |
スタッフ
- エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
- プロデューサー:宮本茂
- ディレクター:本谷浩明
- ゲームデザイン:本谷浩明、(Sub-橋下友茂)
- プログラム:橋下友茂
- グラフィックデザイン:橋下友茂、菱田達也
- サウンド:近藤浩治
- 原作権者&移植開発監修者:本谷浩明
評価
評価 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
ゲーム誌「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.14点(満25点)となっている[7]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「コートの中の緊張感をリアルに表現」、「バレーボールは、チームみんなで協力し合って繰り出すワザの数々が魅力。このゲームでも、そういった本物のワザをほとんど再現できて、かなりすごい。選手を動かす操作は、最初はかなりむずかしいが、慣れてしまえば自由自在に操れるようになる。オリンピック並みの高等技術も決まってしまうよ」と紹介されている[7]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.42 | 3.41 | 3.65 | 3.07 | - | 3.59 | 17.14 |
脚注
- ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、200頁。ISBN 978-4-902346-47-3。
- ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、188頁。 ISBN 978-4-902346-47-3。
- ^ a b 原作者アカウント、2019年6月2日の発言 ‐ Twitter
- ^ M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』91ページ
- ^ a b “Volleyball for NES (1986) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年3月21日閲覧。
- ^ a b c d “Volleyball for Wii (2007) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年3月21日閲覧。
- ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、72 - 73頁。
外部リンク
「バレーボール (任天堂)」の例文・使い方・用例・文例
- 銀行で働き,バレーボールチームのコーチを務めるかたわら,彼女はベストセラーとなった小説を書いた
- バレーボールをする
- 29日、体育館で県本部主催のバレーボール大会が開かれました
- わたしは、バレーボールを観戦するのが好きです。
- 二つ上の学年のバレーボール部が、歴代の中で一番強かった。
- あの背の高い男の人たちはバレーボール選手かもしれない。
- もし私が彼女だったら、バレーボールを諦めるだろう。
- 試合は負けてしまいましたが、バレーボールをやっていてよかったと思いました。
- 試合は負けてしまいましたが、バレーボール部でよかったと思いました。
- 試合は負けてしまいましたが、バレーボール部に入っていてよかったと思いました。
- なぜあなたはバレーボールを始めたのですか。
- 私は今日は部活でバレーボールをやりました。
- バレーボールはみんなの心を一つにしてくれた。
- 私の中学バレーボール部として最後の大会が行われた。
- そして、大好きなバレーボールをこれからも続けて行きたい。
- 私はバレーボールだけは止めたいと思ったことがない。
- 私はバレーボールだけは全然止めたいと思ったことがない。
- 彼女は小学3年生の時バレーボールを始めました。
- 私はバレーボールを通じてこれらを学びました。
- バレーボール_(任天堂)のページへのリンク