ハマハコベ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 22:31 UTC 版)
ハマハコベ属(Honckenya Ehrh.)はナデシコ科の属の一つ。小型の多年草で、植物体はマット状または塊状に広がる。花のつかない茎は地を這い、花がつく茎は斜上するかやや直立する。葉は楕円形から長楕円形で無柄。花は茎先に1-6個が集散花序につくか葉腋に単生する。花は単性かときに雄花に両性花が混在する。苞があり葉状になる。萼片は5個まれに4-6個。花弁は5個まれに4-6個になり、基部に爪があり、先端はへこみ、ときに退化している。雄蕊は雄花では10個、雌花では減数するか退化している。花柱は3-5個。果実は球状の蒴果となり3裂する。種子は倒卵形または扁平で、平滑または小突起があり、赤褐色から黄褐色になる。 アジア、ヨーロッパおよび北アメリカの温帯から北極地方に種として1種のみあり、3亜種が認められ、日本には、subsp. major 1亜種がある。基本亜種 subsp. peploides は、ヨーロッパに分布し、subsp. major より全体が大きく、葉の幅が広い。
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