華想い【ハナオモイ】(食用作物)
登録番号 | 第13863号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 華想い よみ:ハナオモイ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 三上泰正、高舘正男、横山裕正、小林渡、舘山元春、前田一春、川村陽一、立田久善、中堀登示光、工藤哲夫、浪岡實 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田錦」に「青系酒97号」(後の「華吹雪」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県黒石市)における成熟期は中生の早、精玄米千粒重が大、心白がやや小の醸造向きの水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや密、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は白、色沢は淡、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中、心白の多少はやや少、大小はやや小、腹白の多少は少、胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の中、成熟期は中生の早、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性は弱である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。「華吹雪」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、心白が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に青森県農業試験場(現青森県農林総合研究センター、黒石市)において、「山田錦」に「青系酒97号」(後の「華吹雪」)を交配し、平成6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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